『逃げ恥』“百合ちゃん”が年齢や性別を超えて支持されるワケ 「自由に生きる、美しくなる」説得力

『逃げ恥』“ゆりちゃん”が共感される理由

「ドラマの構成やセリフの面白さなど、『逃げ恥』には多くの優れたポイントがありますが、なにより年齢・性別に関わらず、つい自分語りをしてしまいたくなるところが素晴らしいと思います。第9話の百合のセリフには、“私みたいなアラフィフの独身女だって”とありましたが、これはどんな人にも置き換えられるところですよね。職業や性別、年齢に関係なく、楽しく生きている人は、他人にも元気を与えられる。そのことを気付かせてくれるから、“私はこうだったんだよ”って、人に言いたくなるんです。平匡も、童貞の自分なんて……と卑下していたのが、みくりとの出会いで、自分も人生を楽しんで良いんだと発見する。考えてみると、すごく深いメッセージですよね」

 今夜放送の第10話では、百合と風見亮太(大谷亮平)の恋に、なにやら新展開もある模様。果たしてどんな名言が飛び出すのか、楽しみに待ちたい。

(文=編集部)

■番組情報
『逃げるは恥だが役に立つ』
毎週火曜日よる10時〜
製作著作:TBS
原作:海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」(講談社“Kiss”にて連載中)
脚本:野木亜紀子
出演:新垣結衣、星野源、石田ゆり子、藤井隆、真野恵里菜、葉山奨之、古田新太、宇梶剛士、富田靖子ほか
プロデューサー:那須田淳、峠田浩、宮﨑真佐子
演出:金子文紀、土井裕泰、石井康晴
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/

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