"フレンチの神様"ジョエル・ロブションのノウハウをすべて公開 家庭料理にも応用可能な大充実の700レシピ

"フレンチの神様"が教える700レシピ

 「フレンチの神様」と称される巨匠、ジョエル・ロブション氏のすべてが、一冊の本になった。『新版 ジョエル・ロブションのすべて』(誠文堂新光社)が、3月23日(木)に刊行される。

 現代フランスの頂点を極めた料理人であるジョエル・ロブション氏。古典料理の基礎という強みを持ちながら、フランス料理を革新的に進化させた料理人だ。味わいの特徴はそのままに古典料理をより洗練されたものに高めた。

 また、現代フランス料理において重要な位置を占める、温かいジュレやとろみの少ないブイヨンなどの革新的な技術を最初に取り入れたことも、ロブション氏の功績として挙げることができる。

 ロブション氏は、日本との関わりも深く、東京の恵比寿や六本木に自身の店舗を持ち、頻繁に日本を訪れ、日本の食材をフランス料理に取り入れていた。日本のことを第二の故郷のように思っていたそう。そんな「フレンチの神様」と称される巨匠のすべてが一冊に。

 ゆで卵の茹で方から、極上フレンチメニューまで、世界最高峰のシェフが、そのノウハウのすべてを公開。700のレシピをまとめた本編と、調理のイロハや調理器具、調理用語をイラストとともにまとめた別冊の2部構成だ。

  本書の特徴は、料理のカテゴリー別だけでなく、素材別にあらゆるレシピを検索できる点。また、ソースやドレッシング、ちょっとした野菜に付け合わせなどをパーツとして作り、普段の家庭の料理に取り入れることも可能。

 さらに、食材のレシピの成り立ちに関する解説を読めば、その歴史的・文化的背景などのフランス料理を理解するための知識、素材に対するロブション氏の深い眼差しに触れることができる。 

 料理専従者、料理専門学生、料理愛好家、ロブションファン、料理に携わるすべての人にとって必携の一冊といえるだろう。

【著者プロフィール】

ジョエル・ロブション(じょえる・ろぶしょん)
1945年、フランス中部ポワティエ市に生まれる。1976年、31歳でフランス最優秀職人賞(MOF)を受賞し、36歳で自身のレストラン「ジャマン」を開店後、わずか3年でミシュランの最高峰三ツ星を獲得。1996年には13年間三ツ星を維持した自らのレストランを閉店したが、2003年にはパリと東京の新しいスタイルのレストラン、「ラトリエ・ド・ジョエル・ロブション」をスタートさせ、その後、世界各地にレストランをオープン。ミシュラン東京版にて恵比寿の「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」が2年連続三ツ星を獲得。2018年8月没、享年73歳。

【書籍概要】

書 名:新版 ジョエル・ロブションのすべて
著 者:ジョエル・ロブション
仕 様:B5変判、856頁+別冊64頁
定 価:13,200円(税込)
発売日:2023年3月23日(木)
ISBN:978-4-416-52062-8

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