【漫画メシ】ボウルに卵60個!? 未来を予見していたスイーツ……漫画ならではのありえへん個性派ケーキ 

漫画ならではのありえへん個性派ケーキ 

 老若男女に人気があるスイーツの代表格といえばケーキである。毎日のささやかな幸せに、ウェディングや誕生日など祝い事にも欠かせないスイーツは、さまざまな種類が存在している。漫画にもさまざまなケーキが登場したが、なかにはアクロバティックで珍しいものや未来を予見したものまで、このアツい季節にはヒヤッとするものまで、ありえへんケーキを見ていこう。

ケーキ玉子焼き スーパーくいしん坊

 アクロバティックな料理が次々と飛び出すことで知られる漫画『スーパーくいしん坊』。この作品に登場したケーキも、ユニークなものだった。

 これは鍋島香介が寿司屋の卵焼き勝負で作ったもので、ボウルに卵を60個入れ、砂糖や牛乳を混ぜてアルミホイルの器に移し、水が少量入った寸胴に入れる。その鍋を上と下から熱し、ひっくり返すと玉子のジャンボケーキができていた。

 玉子焼きをケーキにしてしまおうという発想は、さすがの「スーパーくいしん坊」だといえよう。

野菜ムシパンケーキ こちら葛飾区亀有公園前派出所

 秋本麗子に触発されてケーキ作りを始めた両津勘吉。器用かつアイディアマンな彼だけに、オリジナルケーキを次々と開発する。

 両津が開発したケーキの1つが、野菜ムシパンケーキだった。一見普通のケーキなのだが、中に野菜炒めやきゅうりが突き刺さっているという代物。さらにスポンジケーキのなかにはイナゴの佃煮が入れられている。「蒸し」ではなく「虫」だったのだ。

 試食を勧められた麗子は「気持ちが悪い」と拒否。中川も「絶対売れません」と指摘していた。たしかに「グロい」ものだが、誰も考えつかないようなケーキであるし、これから昆虫食が当たり前になるかもしれない時代が到来するかもしれないことを考えると、両津の発想力は素晴らしいと評価されて然るものである。

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