葛西純、川口潤、佐々木貴が語る、映画『狂猿』の魅力 「エンドロールが始まっても席を立たないで」

葛西純、川口潤、佐々木貴が語る『狂猿』

舞台挨拶レポート

 葛西純のドキュメンタリー映画『狂猿』の公開記念舞台挨拶が5月28日、新宿シネマートで行われた。プロレスリングFREEDOMS代表・佐々木貴が司会を担当し、主演の葛西純と監督の川口潤が撮影のエピソードなどを語った。

佐々木貴
葛西純
川口潤

 当初はドキュメンタリー映画の出演に難色を示していたという葛西。「昔にもそういう話があってポシャったっていうのと、あと家の中にカメラが入って来て“はい、夫婦ゲンカ初めてください”とか“奥さん家出してください”っていうのはできないから」という理由から断っていたそう。それでも一回会ってくれと佐々木に説得された結果、プロデューサーの佐藤優子氏の「情熱に押されてOKしちゃったんですよ」と、当時を振り返った。

 川口は、初めて葛西と顔を合わせた時の印象を「自分が小学生のときに見ていたレスラーとはまた違った、等身大の方だなと思いました」と語り、一方の葛西は「井筒監督みたいの来たらどうしうよう……って思ってたんですよ(笑)。多分ケンカしちゃうなって思っていたら、本当に腰の低い人で。この人だったら、いい映画撮ってもらえるなって思いました。実際にそうなった。存在感を消して背後霊のようについてくるので(笑)、カッコつける余裕もなかったかな」と振り返る。葛西の意見に佐々木も賛同し、「隠し撮りうまいよね(笑)」と、ドキュメンタリーを主戦場にしている川口の才能を称えた。


 写真撮影の後は、葛西と佐々木がサプライズで、本作のプロデューサーである佐藤氏を胴上げ。和気藹々とした雰囲気の中、舞台挨拶は幕を閉じた。


 映画『狂猿』は順次、全国でも公開される。

■公開情報
『狂猿』
シネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開
出演:葛西純ほか
監督・撮影・編集:川口潤
企画:佐藤優子
制作・配給:SPACE SHOWER FILMS
製作:葛西純映画製作プロジェクト
(c)2021 Jun Kasai Movie Project.

■書籍情報
葛西純 自伝『CRAZY MONKEY(クレイジーモンキー)』
定価:1700円+税
装丁:四六版+280ページ
出版社:株式会社blueprint
サイン本はこちらから

第一章:少年時代
第二章:レスラーを目指し上京
第三章:大日本プロレス入団
第四章:デスマッチデビューと結婚
第五章:大日本プロレス退団
第六章:ZERO-ONE時代
第七章:伊東竜二との決戦
第八章:引退を懸けたデスマッチトーナメント
第九章:他団体への参戦
第十章:休養とコロナウイルスの影響
 

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