大原優乃、なぜグラビアクイーンになった? 名作『吐息』に見る、少女から大人への成長

大原優乃、圧倒的なグラビア力

 いくつか、特に筆者の心に響いたカットも紹介していきたい。まず、桜の樹の下、薄いピンクのビキニ姿でジャンプをするカット。柔らかな逆光を活用したファンタジックな一枚で、大原優乃は妖精かなにかではないかと錯覚した。丸みを帯びたプロポーションが、アイコニックに表現されているのが楽しい。

 紺色のダボっとしたワンピースにべっ甲柄のメガネ、髪をお団子にまとめたラフなファッションでの上目遣い。もしも自分にこんな姪っ子がいたら、思う存分にわがままを聞いてあげたいところだ。どこか子どもっぽさが残る表情に、父性が沸き起こる一枚である。

 そして、和室で照れ隠しの笑顔を浮かべ、ブラジャーを今、まさに外さんとしているカット……皆までは言うまい。

 さて、そんな大原は現在、FODとYOUKUで日中同時配信中のドラマ『時をかけるバンド』にて、ガールズバンドのドラマー・村上瞳子を演じている。グラビア界を席巻した彼女は、女優としても飛躍の時を迎えつつあるのだ。ひたむきにドラムを叩く彼女の姿に、Dream5時代の天真爛漫な姿と、写真集『吐息』で見せた艶っぽい表情を重ねて見ることをオススメしたい。「昔から知っているあの子が成長して、今は女優として頑張っているんだな」「俺はテレビでは見せない姿も知っているぞ!」と、ライバルに差をつけて楽しめることうけあいだ。

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