『るろうに剣心』斎藤一のような“漢”になる方法は? 揺るぎなき「悪・即・斬」の信念

『るろうに剣心』斎藤一のような男にたるためには?

自分の中の「悪・即・斬」

 結局、斎藤のような漢になるには、まずなにがあってもブレない確固たる信念を持つことが必要だということだろう。物事すべての価値判断は、その信念と照らし合わせて行えばいいので、そこにブレが生じることはない。ではどうやったらそのような信念を手に入れることができるのか。今の時代に幕末のような修羅場を求めるのは難しいが、きっと修羅場に拘る必要はなく、これまで生きてきた自分の人生を振り返り、分析することで自分を客観視でき、その先に自分が大事にしているものがなんなのかの答えが見つかるのではないだろうか? 斎藤は意外と人望があり、もしくは面倒見がよかったりするが、己を貫き通すことは、孤立することではない。みんなが斎藤一に憧れたように、ブレない信念をもった男は、周囲から評価やリスペクトを得られるだろう。男が憧れる“漢”になるために、まずは自分なりの「悪・即・斬」をみつけるところから始めてはいかがだろうか?

■関口裕一(せきぐち ゆういち)
スポーツライター。スポーツ・ライフスタイル・ウェブマガジン『MELOS(メロス)』などを中心に、芸能、ゲーム、モノ関係の媒体で執筆。他に2.5次元舞台のビジュアル撮影のディレクションも担当。

■書籍情報
『るろうに剣心 ─ 明治剣客浪漫譚 北海道編 ─(4)』
著者:和月伸宏
ストーリー協力:黒碕薫
480円(本体)+税
出版社:集英社
公式サイト

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