『ケンガンアシュラ』十鬼蛇王馬の魅力は“ギャップ”にあり? 絶対的王者でありながら憎めないキャラに迫る

『ケンガンアシュラ』王馬の魅力

格闘シーンのリアルさはどこからきている?

 そして何と言っても格闘シーンが素晴らしい。格闘シーンは実際に原作者と漫画担当者が「組み手」を行い、検証したうえで描かれているという。「二虎流」という武術を取り入れた戦いでは次々と技が繰り出され、歩法にまでこだわりが見て取れる。斬新な戦いの様子は、スピード感満載で、あまり格闘技に詳しくない人でも楽しめるはずだ。

本作はすでに完結しており、現在は続編である『ケンガンオメガ』が小学館のウェブコミック配信サイト「裏サンデー」にて連載されている。『ケンガンアシュラ』は、王馬ファンからすれば気がかりな終わり方だったが、先日更新された『ケンガンオメガ』50話にて衝撃の事実が発覚している。

 また熱くカッコいい、彼の戦いが見られる日もそう遠くはないのかもしれない。

■たかなし亜妖
平成生まれのサブカル系ライター。ゲームシナリオライターとしての顔も持つ。得意技は飲み歩きと自炊。趣味はホラー映画鑑賞。

■書籍情報
『ケンガンアシュラ 1』
価格:571円+税
出版社:小学館
公式サイト

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