星読みヒーラーyujiが占う、“破壊と再生”の2020年 「あらゆる常識が崩れ去る、確実なことなんて一つもない」(前編)

星読みヒーラーyujiインタビュー

 ストイックに生きる者が報われる年

yuji

――本にも「純度百パーセントの自分になる」「同調圧力に負けない力をつける」というコラムがありましたが、来るべき激動の時代をサバイブするために、いま、私たちができること、心がけることがあれば教えてください。

yuji:一点のみです。「真心を大事にする」ということ。そして、心の声を絶対に無視しないということです。自分自身の心をガイド灯にして、その灯りの導きに従っていけば、うまく波に乗ることができるはずです。もちろん、人間は弱い生き物なので「エビデンスが」「そっちの方が安定しそう」「一般的にはこうだから」なんて考えが頭をよぎるかもしれませんが、これからの時代は、それらの言葉はすべてまやかしだと思ってもいいでしょう。なぜなら「今まではこうだったから、たぶん安全だろう」とか、いわゆる“寄らば大樹の陰”で「大企業だから大丈夫だろう」「終身雇用だから安定」などの、すべての土台、足元がぐらつく時代になります。あらゆる常識が崩れ去るわけですから、確実なことなんて一つもないんです。もはや、公務員ですら例外ではないかもしれません。

    したがって「安心安全」というものは、自分が自ら作り上げるものであって、自分以外のシェルターは存在しないと考えてください。だから外のシェルターに逃げこもうとするのではなく、自分でそれを作り上げるということがポイントになってきます。ゆえに、この本のメインコアも「絶対に折れない伝説の聖剣を持つこと」なんですよ。借り物の剣では折れてしまいますが、自分で鋼からガンガン叩いた剣なら折れません。だからこそ、本の中でも「自分軸で生きる」ということをくり返し言っているわけです。

 というのも相談に来られる方の7割くらいが、自分軸を疎かにして、「でも親のために」「でも社会がこうだから」「でも安定しているから」……と、「でも」とか「だって」ばかりなんです。だから僕は言うんですよ。「いやいや、そうじゃないでしょ。あなたの心の声を聴いてみてください」と。

――なるほど。ただ、今の世の中は自己肯定感に乏しく、自分の本当の声、心の声がどこにあるのかわからない人が多いような印象も受けます。そういう人へのアドバイスはありますか?

yuji:2017年に出した『神さまと顧問契約を結ぶ方法』にも書いたことなのですが、そのヒントは8歳頃までの行動パターンの中にあります。ぜひ、8歳頃までの子ども時代に、あなたが夢中になっていたことは何かを思い出してみてください。幼少期、なんの社会的なバイアスもなかったときにはまっていたことを思い出してみると、きっと何かが出てくるはずです。自分が何を好きなのかわからない人、いっぱいいらっしゃいますからね。「yujiさん、私って何が好きなんでしょう?」と聞かれても、「知らないよ!」という感じです。それだけ聞かれてもね(笑)。

――では、2019年を笑顔で締めくくり、2020年を生き抜くためのヒント、メッセージをお願いします。

yuji:太陽暦でいいますと、2019年12月31日から2020年1月1日が年のまたぎになりますよね。ところが、僕らのような星読みの世界の人間からしますと、年の切り替わりは木星の切り替わりと捉えるので、すでに2020年的な流れは始まっていると考えす。つまり、2019年12月3日が、星の世界でいう元旦。したがって、すでに新しい年を迎えています。

 ずばり、2020年はストイックに生きましょう。自分に甘えは許さない。「ま、いっか」はナシです。厳しいように思うかもしれませんが、この1年を頑張ったら、しっかりと実りがもたらされます。頑張りが報われますから。とにかくこの一年は「頑張れ!」と申し上げたい。何を頑張るかといえば、やはり自分に嘘をつかないということ。宇宙からの追い風が強いときなので、やったらやったぶんだけ報われるんです。「正直者が馬鹿をみる」時代はもう終わり。ちゃんと報われる時代に切り替わりますから、安心して頑張ってください。

yuji

――変化が大きいということでどことなく不安がありましたが、宇宙からの追い風も強いということですね?

yuji:めちゃくちゃ強いですよ。だからこそ、「どうせ」「私なんか」という卑屈な言葉は卒業していただいて、とにかくやりたいことを、やれるだけやってみましょう、ということを申し上げたいです。そういう意味での「ストイックに生きましょう」というメッセージです。そのポイントは「ノーエクスキューズ」。「私はもう歳だから」とか、言い訳をしないこと。

 ぜひ、2020年はそういう年にしてください。みなさん一人ひとりの両手両足に、宇宙的な“加圧ベルト”が巻かれているとでもいえば、少しイメージが湧きやすいでしょうか?

――同じ道を歩いたとしても、身につく力は倍増するというわけですね。では、ここで怠けてしまうと?

yuji:僕の表現でいいますと、まさに「ハイパー右肩下がり」(笑)。注意が必要です。「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますよね。2020年は、とにかくその「人事」を尽くすよう、心がけてください。

(取材・文=国実マヤコ/写真=佐々木康晴)

■書籍内容

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■yuji
ヒーラー、星読み係、聖地巡礼家。香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は個人鑑定、連載、公演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。2019年は日本全国を巡る星読みセッション「ゆじたび」を行った。著書に『めぐるだけ聖地巡礼 POWER BOOK 星の巡礼 カミーノ編』(幻冬舎)『神様と顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』(ワニブックス)。
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■書籍情報
『yujiの星読み語り』
価格:1,400 円+税
判型:B5版
公式サイト

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