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照屋林助

(テルヤリンスケ)

りんけんバンドのリーダー・照屋林賢の父親として有名だが、沖縄島唄界ではビッグネームの一人である。
29年、多くの沖縄人が移住していた大阪で生まれるが、後に家族で沖縄へ帰る。父・林山は琉球古典音楽の一派、野村流音楽協会の会長。その一方で人を笑わせることが大好きだった林助は、漫談家・小那覇舞天に師事した。そして、古典音楽と演芸という、二つの要素が林助の才能を開花させる。58年、前川守康らと歌謡漫談グループ「ワタブーショウ」を旗揚げ。三線にエレキギターやコンガなどを大胆に取り入れ、民謡のみならずジャズやラテンなどで替え歌を繰り出し、米軍政下の沖縄で多くの人々を笑わせた(林助の「ワタブーショウ」は、『ウンタマギルー』『パイナップルツアーズ』といった映画で見ることができる)。
替え歌で多くの人を笑わせるには、元ネタに対する幅広い知識が必要だ。林助は沖縄文化の研究にも熱心で、現在は自らを「コザ独立国大統領」と名乗り精力的に活動している。——若いアーティストが多く輩出される地にあって、林助こそ沖縄ポップ・カルチャーの体現者と言ってよいだろう。

制作協力:
OKMusic

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