田原俊彦の記事一覧
愛称トシちゃん、トレード・マークは甲高いバカ笑い——いまさら言うまでもないが、"たのきんトリオ"の一員として80年代を疾駆したウルトラ・ビッグ・アイドルだ。79年におそるべし視聴率をはじき出した学園ドラマ『3年B組金八先生』の生徒役で芸能界デビュー。翌年にはレイフ・ギャレットのカヴァー曲「哀愁でいと」で華々しく歌手デビューも果たし、以降「ハッとして!Good」「恋=Do!」「悲しみ2ヤング」「君に薔薇薔薇…という感じ」「原宿キッス」「NINJIN娘」「さらば…夏」「抱きしめてTONIGHT」などなど尋常ではないヒットを生み、時代と並走する。おりしもモテる男のトレンドが、「少女マンガに登場するようなバタくさいタイプ」から「隣にいるお兄ちゃんタイプ」に移行した時代でもあり、田原の気さくなキャラクターやつたない歌が、当時の婦女子のハートを直撃したのであった。シングルではクラシック・ピアニストの宮下智、筒美京平作品が多くみられるが、80年代半ば以降、当時台頭してきたシンガー・ソングライターの楽曲も積極的に起用。80'sアイドルの特徴として(松田聖子における松任谷由実、大滝詠一/近藤真彦における山下達郎など)、その辺りに着目して聴いてみるのも妙味があるはず。ちなみにラップをいち早くとり込んだ「It's BAD」(85年)は久保田利伸、打ち込みを多用した「夏 いまさら一目惚れ」(91年)は荒木真樹彦の作品だ。61年2月28日生まれ。
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