浜田省吾の記事一覧

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トレードマークの大門サングラスに洗いざらしのジーンズという出で立ちで、R&R道を追求し続け、スタジアム・ロックを体現できる日本でも数少ない男、ハマショウこと浜田省吾。
76年に「路地裏の少年」でデビューして以来現在まで、浜田の音楽性は一貫している。ボブ・ディランやビーチ・ボーイズといったアメリカン・ロックと50'sポップスを消化したジャスト・ロックンロール! シンプルな8ビートに、清涼感溢れるコーラスと男気全開のヴォーカル、そして夢と挫折、自由への渇望などを題材にした歌詞が一体となり、救いを求める子羊たちのハートを確実にヒット——青春のテーマ・ソングとしてエヴァー・グリーンな輝きを放っている。さらにテレビやラジオといったメディアに登場せず、コンサートと作品だけで音楽を伝えていく姿勢も、ファンの厚い信頼を勝ち得た要因だろう。
また、長期のツアーを行うことでも有名な彼だが、98年にスタートした『ON THE ROAD 2001』は、何と01年まで延べ4年間も続くという過酷なものだ。コンサートのチケットは何処でもソールド・アウト——その人気は依然衰えていない。
25年間走り続けてきた浜田省吾は、これからも永遠に走り続けるのだ。