> Duane Allman

Duane Allman

(デュアン・オールマン)

サザン・ロックの雄、オールマン・ブラザーズ・バンドのリーダー兼リード・ギタリストとして知られたデュアン・オールマン。酒ビンの首の部分を左手の薬指にはめ、フレットの上を滑らせ、人声のヴィブラートのような音を出すブルースの伝統的奏法、スライド・ギターの名手である。大ナタで薪を割ったごとくザックリとした感触の、引き摺るような音色のスライド・プレイは多くの人々に衝撃を与えた。意外かと思われるが、彼がスライドを弾くきっかけとなったのはブルースではなく、ジェフ・べックやジェシ・エド・デイヴィスなどのロック・アーティストを聴いてからだという。伝統に、ロックならではのフル・ヴォリュームなエレクトリック感覚を加えた豪快な奏法で、ミュージック・シーンに革命を起こしたのだ。
その名演の数々はオールマン・ブラザーズ・バンドの作品で聴くことができるが、デュアンのセッション・マンとしての演奏も必聴。いまやロック・スタンダードとなったデレク&ザ・ドミノスの「レイラ」やボズ・スキャッグスの「ローン・ミー・ア・ダイム」、ウィルソン・ピケットの「ヘイ・ジュード」といった作品では、ギターがなかったら曲が成立しないほど、彼の存在は重きをなしている。脇役のはずが、主役になってしまう彼の凄みが感じられるだろう。
71年にオートバイ事故で死亡。なんと24歳という若さだった。

制作協力:
OKMusic

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