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ends

(エンズ)

日本のデジタル・ミュージックに多大なる影響を与えたソフト・バレエのヴォーカルとして6年活動した後に、ソロ活動に転向した遠藤遼一=ends。96年に”THE ENDS”名義でシングル「蜘蛛と星」をリリースし、その後、活動名義をendsに変更し、ハイ・ペースで作品を発表し続けている。
ソフト・バレエ在籍時から孤高の文学性/哲学性を打ち出してきた遠藤だが、グループ在籍時が自己宇宙を探求するものだとすれば、ソロ活動以降は内的なすべてを解放するプリミティヴ志向に変換を遂げたといえるだろう。とにかく自己に降り積もる日々の垢や澱(おり)といったものを、強靭な肉体と精神力で一瞬にして吹き飛ばすような音楽性を誇る。
60’sサイケ・サウンドを基軸に、トライバル/ゴア・トランス的サウンドも加味した情熱ほとばしるライヴ・パフォーマンス——そこには、かつての華奢な文学青年風の趣きは一切なく、鍛え上げられた体躯はイギー・ポップやジム・モリソンを彷彿させるほどである。また詞世界も、タイトルを見ただけでも「反逆」「炎天」「オーイエイ!」「やぶれかぶれ」「俺をしぼりとれ」……と明らかに直情型のストレートなものへ——。インサイドからアウトサイドへとアプローチを雄々しく変換させたendsには、次に何が飛び出してくるかまったく想像がつかないおもしろさが充満している。また、婦女子を瞬時にして恍惚とさせる魅力の低音ヴォイスはさらに磨きがかけられ、威風堂々と健在である。

制作協力:
OKMusic

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