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コースターズのカヴァー「ポイズン・アイヴィ」(64年)をヒットさせたパラマウンツの解散後、フロントマンであったゲイリー・ブルック(vo&piano)を中心に結成されたのがプロコル・ハルムである。バッハのカンタータ140番「目ざめよと呼ぶ声あり」とパーシー・スレッジの「男が女を愛する時」からインスピレーションを受けた、クラシカルな要素をもつデビュー・シングル「青い影」(67年)が大ヒットを記録。瞬く間に英ミュージック・シーンのトップへと台頭する。
そして、3rdアルバム『ア・ソルティ・ドッグ』(69年)は、彼らを代表する作品と言えるだろう。ソウルフルなヴォーカル、叙情的なメロディ、オルガン/ストリングスの幻想的な音色がひとつとなり、エモーショナルでドラマティックな音世界を築き上げた。
こうした成功の影で、幾度となくメンバー・チェンジを繰り返していたプロコル・ハルム。バンドは奇跡的にも均衡を保っていたが、71年に中心人物のひとりロビン・トゥロワー(g)が脱退したことを機に崩壊の兆しをみせ、77年に解散。時を経て89年にリユニオンされ、『放蕩者達の絆』(91年)をリリースするものの、再度成功を収めるには至らなかった。

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