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プリムソウルズを去ったピーター・ケイスが、フォークを中心としたソロ活動を開始した頃、「アンプラグド」スタイルはまだ定着していなかった。ケイスがゲフィンからリリースしたアルバムはどれも評論家から高い評価を受け、ブルース・スプリングスティーンが絶賛したにもかかわらず、世間の関心を集めるにはいたらなかった。罪と救済を歌ったダウン・ビートな曲は大衆が求めるものではなかったかもしれないが、いずれもポップな感性を強く感じさせた。良質な楽曲だけではなく、ライ・クーダー、Tボーン・バーネット、ロジャー・マクギンなど一流ミュージシャンの参加も、彼のアルバムの出色な点だ。95年の『トーン・アゲイン』は、プリムソウルズ以降の作品ではもっともロック色が強く、98年には一時的にバンドを再結成させた。現在は、再びピーター・ケイス名義でレコーディング活動を続けており、ヴァンガード・レーベルから発表されたアルバムは、彼が今も絶頂期にあることを証明している。

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