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スカ時代から、80年代以降のダンスホール/ラップなどのクロスオーバーまで、あらゆるスタイルでレコーディングを続けているマーシャ・グリフィスは、おそらくジャマイカで最もコンスタントに成功を収めている女性ヴォーカリストだろう。
10歳にも満たないうちから、その非凡な才能は多くのプロデューサーに認められ、複数のプロデューサーが獲得に名乗りを上げたが、彼女が選んだのはコクソン・ドット率いる<スタジオ・ワン>だ。68年、ここで彼女は初のNo.1ヒットであり、未だにフロアの定番である「Feel Like Jumping」をリリース。また、この頃恋人だったボブ・アンディと共にボブ&ママーシャとしてニーナ・シモンのカヴァー「To Be Young, Gifted And Black」をレコーディング。ジャマイカは元より、当時ロンドンで隆盛を誇っていたスキンヘッズの絶大な支持を獲得し、UKチャートに顔を覗かせるだけでなく、ヨーロッパ中で大ヒットを記録した。続くシングル「Pied Piper」も同様にヒット。その後ジャマイカに戻った2人は、それぞれのキャリア・アップに励むこととなる。
75年にはソロ活動と並行して、リタ・マーリィ、ジュディ・モワットらと共に、ボブ・マーリィのバック・コーラス隊“アイ・スリーズ”に参加したが、ボブの死去にともない、81年には再びソロ活動に専念。89年には、バニー・ウェイラーと組んで82年にリリースした「Electric Boogie」が7年の時を経てアメリカでヒットするなど、彼女の華々しいキャリアは当分終わりそうにもない。

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