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ソングライターとしても完成された技術を持つリズ・フェアだが、人々の印象に一番残っているのは女性アーティストの祭典リリス・フェアー以前の、フェミニズム色の強い作品の数々だろう。92年リリースのデビュー作『エクシル・イン・ガイヴィル』は、どんな男子学生にも負けず劣らず無神経で自己中心的な内容で、「フ*ックアンド・ラン」や「フラワー」のように露骨で奥ゆかしさのひとかけらも感じさせない曲は当時マスコミの度胆を抜いた。また、作品の質の面ではあまり注目を浴びてこなかったフェアだが、 98年の『ホワイトチョコレートスペースエッグ』で彼女は生涯最高の曲の数々を作っている。これまでの作品に比べ瞑想的でトゲの無くなった素晴らしくローファイな本作は、簡潔で洗練されたギター演奏、そしてありきたりでありながらも魅惑的な歌と歌詞、さらにユニークで直感的なアレンジの光るナンバーばかりが並べられたのだ。

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