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60年代にリリースされたR&B/ソウル作品のニューヨーク録音には、必ずと言っていいほどクレジットされているサックス奏者、キング・カーティス。
テキサス出身なのだが、50年代にニューヨークでセッション・ミュージシャンとして頭角をあらわし、60年代には名門レーベル<アトランティック>のハウス・バンドのリーダーとして大いに活躍。今風に言うなら売れっ子プロデューサー〜リミキサーといったところだろう。そんな彼が携わったアーティストは、コースターズやバディ・ホリーからアレサ・フランクリンやダニー・ハザウェイまでと幅広く、<アトランティック>=都会的でありながら泥臭いニューヨーク・サウンド、というレーベル・カラーを作り上げた功績は余りに大きいといえる。
自身のソロ作品も膨大な量があり、初期はジャズ〜ホンキー・トンク路線を進んだが、60年代後半ともなるとソウルやロックのヒット曲をファンキーなインストにアレンジし、テキサス仕込みの豪放なブロウを聴かせた。なかでも『ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト』(71年)での名演は、飯を抜いてでも聴くべし!
なおカーティスは、71年に見ず知らずの暴漢に刺されるという悲劇的な死を迎えている。

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