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モダン・ジャズの歴史そのものであり、最大の巨人であるマイルス・デイヴィス。彼のバンドに、日本人として唯一参加していたのがケイ赤城だ。
ピアニスト/作編曲家として活躍している彼は、5歳から楽器を始めた。幼少期をジャズの本場であるアメリカで過ごしたせいか、ピアノのタッチは線が太くて深みがあり、他の日本人プレイヤーとは一線を画している。高校時代に感銘を受けたというバド・パウエルに近いスタイルで、“ホンモノ”の香りをプンプンさせているのだ。加えて、現代的なアレンジと美しいメロディのセンスも備えている。
国際基督教大学を卒業後、カリフォルニア大学への留学を果たした赤城。そこから快進撃が始まった。アート・ペッパーやブルー・ミッチェルらとの共演、そして89〜91年にはマイルス・バンドへの参加!! その名を世界に知らしめることとなる。
近年はロサンゼルスに在住し、カリフォルニア大学の音楽講師を務めながら精力的な演奏活動を展開中。秋吉敏子(p)、渡辺貞夫(as)と並んで、世界に通用する数少ないアーティストだ。

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