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マドンナなどと並ぶ、いわゆる現代の“ポップ・アイコン”。
ジャクソン家の他のメンバーたちが音楽界で活躍していた70年代のこと。ジャネット・ジャクソンは幼少時代をTVのコメディ番組の撮影現場ですごし、必然的にショウビズの世界に足を踏み入れていくことになる。
彼女が16歳となった82年、シングル「ヤング・ラヴ」でデビュー。当時はマイケルの実妹ということ以外大した話題にはならなかったようだ。しかし、兄の人気に陰りが見え始めた86年、気鋭のプロデュース・ティーム、ジャム&ルイスの全面的バック・アップのもとで制作されたアルバム『コントロール』が空前の大ヒットを記録。実に1,400万枚ものセールスを上げることに。続く、4thアルバム『リズム・ネイション1814』も爆発的な売上げをマーク。最高品質のダンス・ポップ/R&B/ヒップホップ/アダルト・コンテンポラリーを絶妙に取り合わせたこのアルバムでジャネットは、その後の輝かしいキャリアを確約したと言えよう。
もはや向かうところ敵なしのポップ・スターとなった彼女だが、本当にスゴイのはそれからである。まずは97年に発表したアルバム6thアルバム『ヴェルヴェット・ロープ』。実験性とポピュラリティを極限まで突き詰めたサウンド・プロダクツに、ジャネットという女性の人生そのものについて言及したリリック(さらにジャネットらしい、あまりにもセクシュアルなリリカル表現も)。90年代、いやブラック・ミュージック史を代表する大名盤の誕生である。そして、01年に発表した7thアルバム『オール・フォー・ユー』。シリアスな表現者として/ポップ・スターとしてのアイデンティティに溢れる、こちらも傑出したクオリティ・アルバムだった。この2作で、ジャネットは新境地を切り開いたといえるだろう。
さらに04年にはオリジナル8作目となるアルバム『ダミタ・ジョー』を発表。
そして歴史的名盤『コントロール』から20年を迎えた06年、<Virgin>のブラック・ミュージック部門社長にしてアトランタを代表する敏腕プロデューサーでありジャネットの恋人でもあるジャーメイン・デュプリをエグゼクティヴ・プロデューサーに迎えたアルバム『20 Y.O.』をリリース。売上的には安定期に入ったと言えるが、まだまだジャネット・ジャクソンは健在だ。

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