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N.Y.のアンダーグラウンド・シーンで活躍し続けるソリッド・ラッパー、J・ライヴ。けして派手なタレント性を持つアーティストではないが、実直かつリリカルかつスキルフルなラップ・スタイルで、コアなヘッズを中心に根強いプロップを獲得している。知っておくべき才能である。
そのデビュー・シングル「ロンゲヴィティ」(96年)は、浮遊感のあるスペイシーなシンセ・ラインが印象的なクオリティの高いナンバーで、アナログ・リスナーの話題をさらった。その後、数枚のシングル・リリースや多彩なアーティストとのコラボ、さらにはオムニバス作品への参加などを経て、J・ライヴはさらにその人気を高めていく。
そして、デビューから約5年が経過した00年、ようやく1stアルバム『ベスト・パート』を発表。安定したタイトなラップ・スキルと当時の所属レーベル<7HEADS>のメロウなサウンド・カラーを包み込むこのアルバムは、間違いなくクラシックと呼べる出来だ。
さらに02年、より理知的に、よりコンシャスに、成長した証を示すかのようなクラシック・アルバム『オール・オブ・ザ・アバヴ』をダン・ジ・オートメイターの主宰レーベル<COUP D'ETAT>から発表。また03年には、認知度的にまだ蕾だった頃の才能の対価を回収するような洗い直しミニ・アルバム『オールウェイズ・ハズ・ビーン』を、そしてそれと地続きとなる新曲を収めたミニ・アルバム『オールウェイズ・ウィル・ビー』を発表(エンハンスト収録されているライヴ映像を観よ!)。
05年、ついに久方ぶりの3rdフル・アルバム『ヒア・アフター』がお目見えする——。
N.Y.のサウンドを継承する才人、J・ライヴ。その才能を知らないなんて恥ずべきことである。

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