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80年代のEBM（インダストリアル・ボディ・ミュージック）を頑なに追求し続けるバンドが現存！
シンセ・ポップ隆盛時代を彷彿させる聖歌風ヴォーカルとフロント242直系のエレクトロニック・サウンドは少し古臭いが、ミニマル／エレクトロ／エレ・ディスコ／IDMなどが乱立する現在のテクノ・シーンでは逆に新鮮だろう。静電気を帯びた神経質な響きは、インダストリアルというジャンル名とは裏腹にかなり和めてしまうかも。しかし、鋭い聴覚をもつ者には、現実と正気、そして暗黒の不安定な本質に迫る恐ろしい言語にも聴こえるのだ。