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19世紀の中期から後期にかけて活躍し、イタリア・オペラの頂点を極めた作曲家。初期にはロッシーニやベッリーニの影響を受けた作風で、オーストリアからの独立運動を反映した愛国的題材の作品が多い。その後、人間の心理描写やドラマティックな表現が巧みになり、後期に入ると音楽と演劇の合一を重んじ、『アイーダ』『オテロ』などが生み出され、円熟の境地に達した。
1813年、北イタリアのパルマ生まれ。父が宿屋を経営していたため、宿泊していた旅芸人たちの演奏で誕生を祝ったという。7才より教会オルガニストに師事するが、あっという間に師を追いこす腕前となった。10才で才能を認められ、ブッセートの小さな管弦楽団のための編曲に携わり、やがて代理指揮も務めるようになる。32年にミラノへ移り、スカラ座で声楽指導をしていたV.ラヴィニャにソルフェージュを学んだ。このことは後に彼がオペラを作曲する際に多大な影響を及ぼすこととなる。39年、スカラ座での新作上演に彼の作品が採り上げられ、一躍、人気作曲家の座を獲得した。その後は次々と作品を発表、ヴェルディの音楽は愛国のシンボルとまでされるようになり、彼は61年に統一イタリアの国会議員にまで選出された。

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