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George Martin

(ジョージ・マーティン)

ジョージ・マーティンといえばビートルズ、ビートルズといえばジョージ・マーティン。両者切っても切れぬ関係にあったわけだが、一介のガレージ・バンドに過ぎなかったビートルズの潜在能力をいち早く見抜くと共に、プロデューサーとして彼らのソングライティング能力/録音テクニック/アレンジ・センスを引き出した功績はロック史でも、これまでにさんざん語られてきた。
もともとロイ・オービソン調のバラードだった「プリーズ・プリーズ・ミー」のテンポを速めるよう進言したのもジョージだし、キーもテンポも異なる2つの曲を「つなげてくれ」というジョン・レノンの無理難題に応えて「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」という稀代の名曲を仕立て上げたのも彼だった。他にも「イエスタデイ」「エリナ・リグビー」でのストリングス導入や、プレイヤーとしてもメンバーも弾けない高度なテクニックを要するパートを弾きこなしたりと、ビートル・サウンドに対する貢献度は際立っている。また、テープを切り刻んでの編集、テープの逆回転などスタジオ機材の限界を超えたアイデアを絞り出し、レコーディング・テクノロジーを飛躍的に向上させたことも忘れてはならないだろう。
では一体どうやって、その柔軟なプロデュース・ワークが培われたのか。ビートルズ以前に彼が手掛けた仕事は、それこそ”何でもあり”だった。彼がこの業界に入ったのは50年代であるが、その時からコメディ/ヴァラエティ/映画音楽/ポピュラー/ジャズ……と、あらゆるジャンルを意欲的に手掛け、その創造性を積み重ねていった。そうした異種格闘ともいえる仕事が後の革新性を生み出したのだ。
ビートルズ以降もジェフ・ベック/アメリカ/チープ・トリック/ポール・マッカトニーなどのビッグ・ネームを手掛け、輝かしい業績を残している。

制作協力:
OKMusic

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