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71年にスウェーデン南部で生まれたイーグル・アイ・チェリー。父はジャズ界の奇才トランペッター、ドン・チェリー。おまけに義理の姉はネナ・チェリーとティティヨという、まさに音楽一家なバックボーンをもつ。なんでもティーンエイジャーのほとんどを父親のツアーに同行しながら過ごし、ツアー・バスやジャズ・クラブが彼の遊び場だったとか——。ちなみにイーグル・アイという名前は本名で、ドンが初めて眠りから覚めた息子を見た時、片目だけ開けてドンを見たことが由来だそうだ。
10代前半には家族でN.Y.のブルックリンに移住しているが、その後"School of Performing Arts"に進学し、卒業後は俳優やドラマーとして活躍。そして95年の父の死をきっかけに本格的な音楽活動に開眼した。生まれ故郷スウェーデンで完成させた1stアルバム『セイヴ・トゥナイト』(98年)は、素朴で乾いたアコースティック・サウンドと投げやりにも思える歌声が実にセクシーに溶け合った好盤。本作で瞬くまにヨーロッパ/アメリカを制覇したイーグル・アイだが、その後もクラシカルで強靭なメロディを伝承しつつ、新感覚のフォーキー/ブルース・サウンドを生みつづけている。ベン・ハーパーやニール・ヤングを引き合いに出す向きも多いようだが、泥臭さやいなたさはこちらの方がグッと控えめな印象。
また、モード界からも人気が高く、コム・デ・ギャルソンやヨウジ・ヤマモトのコレクションでモデル経験あり。とどのつまりが、音楽もルックスもたいへん男前だということであります。

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