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70年代後半にイギリスで燃え上がったパンク・ムーヴメントの導火線となったパブ・ロック・シーンの代表格バンド。ウィルコ・ジョンソンの切れ味鋭いギター・プレイと、マシンガン乱射を思わせるパフォーマンス、それに対抗するかのような存在感たっぷりの重厚なリー・ブリローのヴォーカル・スタイル、その2つの個性がぶつかり合うステージが大きな話題を呼び、74年にメジャー契約、翌年2月名盤『ダウン・バイ・ザ・ジェティ』をリリースする。
76年リリースの3作目となるライヴ・アルバム『ステューピッディティ』は全英1位となったが、やがてリーとの対立からウィルコが脱退。バンドはリーを中心に活動を続けたが、94年、"リーの死"という悲劇がバンドを襲う。ところが残ったメンバーたちは、96年新たなフロントマンにロバート・ケインを迎え、00年5月に最新アルバム『チェス・マスターズ』をリリースし、現在も活動中という驚くべき執念をみせた。
一方ウィルコは自身のバンド"ソリッド・センダース"やイアン・デューリーのブロックヘッズで活動していたが、98年フィールグッド時代の名曲からとった『ゴーイン・バック・ホーム』をソロ名義で発表している。彼はパブ・ロック・シーン最高のギタリストの一人であり、その影響はイギリスのギャング・オブ・フォーから、日本のミッシェル・ガン・エレファントまで——と、とても計り知れるものではない。

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