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ジョビン、ジルベルト、ヴィニシウスらが生み出したボサ・ノヴァに斬新な和声アレンジを加え、ポピュラー作品として世界に紹介したボサ・ノヴァ第2世代を代表する作曲家/アレンジャー/プロデューサー。エウミール・デオダート(=デオダート)は、64年ブラジルでのアルバム・デビューから渡米する67年まで数多くのリーダー作を制作。また、同世代のマルコス・ヴァーリのアルバム・アレンジに関しては渡米後も携わった。
72年、ソロアーティストとして<CTI>から発表した『ツァラトゥストラはかく語りき』が空前の大ヒット。73年のグラミーで"ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞"を獲得している。
その後もソロとして多数のアルバムを発表。アレンジャーとしてもアース・ウィンド&ファイアーやクール&ザ・ギャングの作品で、ブラジリアン・ミュージックとブラック・コンテンポラリーとの重要な掛け橋を築いた。80年代は彼にとって不遇な時代であったが、90年代に入りビョーク、 クレモンティーヌ、小野リサ、さらに本国のカルリーニョス・ブラウンといった若い世代から熱烈なる支持を獲得。——ボサ・ノヴァのアレンジを確立し、未だに色褪せることないモダンなアレンジ・ワークは、クラブ・ミュージックの側面からも再認識されている。

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