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いまさら多くを語る必要もないほど、世界中のリスナーに支持されているセリーヌ・ディオン。やはり、97年に公開された『タイタニック』のテーマ曲「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」が彼女の人気を決定づけたといえるだろう。
68年カナダのケベックで、14人兄弟の末っ子として生まれた彼女は、両親がフォーク・ミュージシャンで兄弟全員がなんらかの楽器を弾きこなすという音楽一家の中で育ち、当時から抜群のヴォーカル・センスを発揮していた。81年のデビュー・アルバム『D'Amaur Ou D'Amite』は、カナダ/フランスでゴールド・ディスクを獲得。その後、ジュノー・アワードで同郷のデヴィッド・フォスターの目に止まり、90年に初の英詞アルバム『ユニゾン』でインターナショナル・デビューを飾った。キャリア、セールスとも順調に推移させるうち、ディズニー映画『美女と野獣』のテーマ・ソング「ビューティ・アンド・ザ・ビースト」をピーボ・ブライソンとデュエットし、アカデミー、ゴールデン・グローヴ、グラミーの3大タイトルを受賞。以降、3rdアルバムからのシングル「ザ・パワー・オブ・ザ・ラヴ」はビルボード・チャート3週連続1位、イギリスで「シンク・トワイス」がシングル・チャートNo.1に輝き、日本でのみリリースされた「トゥー・ラヴ・ユー・モア」も130万枚以上のセールスを挙げている。そして先述の「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」の世界的ヒットによって人並はずれた歌唱力を決定的にアピールしたのだ。——このようなビッグ・ヒットの背景には、プロデューサーをはじめとするミュージック・ブレーンの功績も大きいが、彼女のハイトーン・クリアー・ヴォイスが最大の要因なのは言うまでもない。
多忙を極めていた彼女だが、「ショウ・ビジネスがすべてではない」と夫の介護、出産/育児のため一時休業、家庭を非常に大切にする一面もうかがわせた。そして、02年3月、アルバム『ア・ニュー・デイ・ハズ・カム』で復活。エレガントで上品な、ポップス界のお蝶夫人として君臨し続けている。

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