Black Sabbathの記事一覧

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ヘヴィ・メタルのオリジネイターとして、その名を全世界に轟かすブラック・サバス。その影響力たるや、計り知れない……。
69年、『黒い安息日』でデビュー。そして、70年発表のヘヴィ・ロックの金字塔『パラノイド』、続く最高傑作の呼び声高い3rd『マスター・オブ・リアリティ』で一気にスターダムを駆け上がっていった。トニー・アイオミによるパワー・コードを多用した無機質かつ重厚なギター・リフ、十分にタメの効いたミドル・テンポ・ドラミング、マイナー・スケールのなか自在に動き回るベース・ライン、そしてオジー・オズボーンによる「死の淵からの叫び声」のごとく絶望に満ちたヴォーカル——それらが織りなすネガティヴ・メタリック空間は、まったくもって唯一無二な魅力にあふれている。その後も『血まみれの安息日』『サボタージュ』など、多くのメタル・スタンダードを輩出していった彼らだが、79年にはオジーが脱退——グループの存続が危ぶまれるなか後任としてメタル界屈指のヴォーカリスト、ロニー・ジェイムズ・ディオ(元レインボー)が加入した。そして翌80年、コンテンポラリーなヘヴィ・ロックを目指した『ヘヴン&ヘル』で見事復活を遂げる。以降、目まぐるしいメンバー・チェンジを経て、現在も活動中だ。