Atom Heartの記事・ニュース・画像一覧

テクノ大国ドイツきってのアンビエント狂、アトム・ハート。彼は、同郷フランクフルト出身のピート・ナムルックと競い合うかのように、アンビエント／トランス／アシッドといったスタイルをクロスオーヴァーさせた作品を発表している。シンセサイザーから抽出された夢幻のパルス／トーンは常に賞賛を浴びてきた。
しかし、97年に突如、ラテン・ミュージックに触手を伸ばし、チリのサンチアゴへと移住。99年にはアンビエント・フリークの同胞、細野晴臣、テツ・イノウエらとのコラボレーションによる無国籍チル・アウト・アルバム『Dsp-Hollyday』をリリースし、日本でも一躍注目を集めた。その後も、母国の偉大なる電子音楽の始祖、クラフトワークの名曲「Tour De France」をラテン・カヴァーするなど、確固たるオリジナリティを築いている。