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78年、元ブラック・フラッグのビル・スティーブンソンを中心として、前身バンド、ディセンデンツが結成される。87年にリリースされた4枚目のアルバム『ALL』を最後にヴォーカルのマイロ・オウカーマンが学業に専念するため脱退。翌年、残りのメンバーは新たにヴォーカルを加えALLとして活動を始め、数回のヴォーカリスト交替を経て、93年のアルバム『Breaking Things』以降、チャド・プライスに落ち着く。ディセンデンツ時代から一貫してインディーのSSTから作品を発表してきたが、95年にメジャーのアトランティックと契約。6枚目のアルバム『Pummel』をリリースするも、よい結果が得られずALLとしての活動は消極的になってしまう。そんな矢先、オウカーマンの復帰と共に、96年、ディセンデンツの活動を再開。パンクの老舗レーベル・エピタフよりアルバム『Everything Sucks』をリリースし、ワープド・ツアーのヘッド・ライナーなどを務めるが、ここでまたも活動停止。だが、中毒かと思うほどツアーに明け暮れた一時代を集大成した、ALLとしては11枚目のアルバムにあたる『Mass Nerder』を98年にリリースし、復活。その後も、00年には、12枚目のアルバムを発表し、さらに01年にはディセンデンツを再々結成する予定。また、ハイ・スタンダードやハスキング・ビーといった日本のパンク・バンドからの支持も熱い。——爽快なメロディが乗る一切の無駄を省いた直球パンクで10年以上、シーンをぶっ飛ばし続けている。