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近年、スウェーデンのミュージック・シーンを盛り上げたグループといえば、カーディガンズと、このエイス・オブ・ベイスの名前が挙がるだろう。前者がギターポップ・シーンで成功を収めたのに対し、彼らはダンス・ポップ・シーンで大成した。
93年のデビュー・シングル「オール・ザット・シー・ウォンツ」が全米チャートで2位を記録、そして翌年リリースされた「ザ・サイン」が1位の座を獲得し、一気にブレイクを果たす。ダンス・ポップならではの軽やかなメロディ、レゲエのテイストを溶け込ませたサウンドが新鮮な響きをもたらし、大きな支持を集めたのだ。その後、『ザ・ブリッジ』(95年)、『クルーエル・サマー』(98年)と作品を重ねると共に、フォーキー色を前面に打ち出したナンバーや70'sディスコへアプローチしたものなど、音楽性も広がりをみせる。それらは、楽曲の多くを手掛けるジョーカーによるところが大きく、彼あってのエイス・オブ・ベイスといっても過言ではないだろう。
ポップでちょっぴりメランコリックなメロディときらびやかなサウンド——まさしく彼らは、テクノロジーを駆使した“90年代のアバ”である。

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