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70年代半ばにパブ・ロック・シーンの礎を作ったバンド。後に、マイク＆ザ・メカニックスや再編ロキシー・ミュージックに参加し、現在はホワイト・ソウル・シンガーとして有名なポール・キャラックもキーボード・プレイヤー／シンガーとして参加していた。
クールなファンキーネスをもったサウンドに、美しいヴォーカル・ハーモニーが被さる——という展開は、アメリカのルーツ・ロックに憧れたイギリス人が向かう音楽性として当時は王道のパターンで、それが先々のパブ・ロックと呼ばれるものに連なっていったわけだ。メンバー・チェンジも激しく、さまざまなミュージシャンが出入りしたが、後期ではアメリカ人のメンバーを加え、レコーディングも西海岸で行なうなど、よりAOR的な展開を見せていった。80年頃に解散。（小池清彦）