Snow Man 宮舘涼太、歌舞伎からバラエティまで大活躍 多くを語らず結果で示すプロの姿勢

 初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』が、1月27日に千穐楽を迎えた。『SANEMORI』は2019年に市川海老蔵の自主公演『ABKAI』で初演され、時代物の名作『源平布引滝』より「実盛物語」を主軸に、斎藤実盛の生き様や源氏の白旗を巡ったドラマ性あふれる古典作品を、現代の感覚を取り入れた演出で描き出したもの。今回はこの演目をさらに練り直し、Snow Manの宮舘涼太が木曽先生義賢と源義仲の父子二役を見事に務め上げた。

 ジャニーズJr.時代に出演した『ABKAI』に続き、二度目のオファーとなる宮舘への評価は高い。『SANEMORI』に侍女・夏草役として出演した市川右若は自身のInstagramにて「宮舘さんの人柄、芝居に対する思い、私たちが見習わないといけないことがたくさんありました」とコメント(※1)。進野次郎宗政、根井主膳行親を演じた市川九團次は自身のYouTubeチャンネルで「宮舘は死ぬんじゃないかというほど必死に一所懸命練習していた」(※2)と陰での努力や、その努力の結実について語っていた。そして、團十郎もTwitterやブログで宮舘の立ち振る舞いを称賛していた(※3)。宮舘から自身の努力について語られることは少ないが、このように「結果」で示す姿は何よりもかっこいい。そしてそんな彼だからこそ必ず見てくれている、評価してくれている人がいるのだと感じられた。その勇姿はSnow Manの公式Instagramにも投稿されている。

 
 
 
 
 
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 そして、結果で示す彼の姿勢はフィールドの異なるバラエティにおいても言えることで、存分に自身のキャラクターを活かして活躍中だ。『SANEMORI』の公演中も欠かすことなく出演した『ラヴィット!』(TBS系)ではSnow Manの楽曲である「僕に大切にされてね。」で宮舘が担当するソロパートの〈「目閉じて?」〉という台詞にちなんだ「『目閉じて?』選手権」が開催された。

Snow Man 「僕に大切にされてね。」Rec Ver.

 これは、その名の通り、誰がかっこよく「目閉じて?」と言えるかというゲーム。ルールは『ラヴィット!』火曜メンバーの男性陣が自分史上一番かっこいい、思い思いの「目閉じて?」を披露し、女性メンバーが判定するというものだった。

 一番手に名乗りをあげた宮舘は、サングラスをつけてアイドル全開に、かつセクシーに「目閉じて?」の一言を披露。その思い切りのよさに盛り上がりを見せると、そこに面白さを加える芸人陣。大喜利のような『ラヴィット!』らしい展開となっていく中、ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)初回放送の告知で、広瀬すずと共にゲスト出演していたKing & Princeの永瀬廉がキラキラアイドル全開で渾身の「目閉じて?」を披露。それに対して宮舘は、慌てたそぶりで「いや、もうこれ以上ないですね」と言い「恥ずかしい、もう何も聞こえたくないよ」とサングラスとヘッドフォンをつけて笑いを誘った。結局、本家である宮舘本人には1票も入らないというオチも完璧で、それを見て笑ったりツッコまれたりしている姿が印象的だった。

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