BE:FIRST LEOとRYOKI、軽妙なトーク繰り広げる抜群の安定感 互いを受け止め合うやりとりに表れる信頼関係

 大型音楽番組が次々とオンエアされ、2022年の終わりが差し迫っていることが感じられる。BE:FIRSTも、先日放送された『ベストアーティスト2022』(日本テレビ系)や『NHK紅白歌合戦』関連番組に出演し、改めてその存在感を発揮している。中でも注目したいのは、彼らのトークの安定感。誰が話してもハラハラしない、安心して聞いていられるというのは、ファンとしても嬉しいところだ。今回はその中から、LEOとRYOKIのトーク力、お互いの相性について見ていきたい。

BE:FIRST / Bye-Good-Bye -YTFF Japan 2022-

トークを盛り上げるLEO、機転の良さを発揮するRYOKI

 直近では、J-WAVEの番組『STEP ONE』に単独でゲスト出演していたLEO。LEOというと、いつもニコニコしていて、BE:FIRSTの中ではムードメーカー的存在というイメージがある。こういう人がいてくれたら、きっとグループはうまく回る。それも年長組でいてくれるという安心感。どのグループにもひとりいてほしい存在ーーそんな印象だ。

 メンバー間でのやりとりを見ていると、時にはいじられる隙もあって、その隙を作るのも上手い。しかし、ひとりで外部の番組に出演するとなると、その安定感が際立つ。柔らかい空気を醸し出しつつも、本来の芯の強さが分かる。グループの顔として、表に出ていくことの責任感が伝わってくるのはさすがである。

 RYOKIもグループを飛び出し、さまざまな媒体にひとりで出演することが多かった2022年。彼のトークをリードしようとする姿勢は、ある意味チャレンジングかもしれない。しかしこれはとても重要なことで、自身の存在をアピールするだけではなく、話を回すことでその場自体も有意義なものにするという大きな役割を持つ。そしてプロたちが集まる場所だから、一度回り始めるとよりおもしろいものを作り出せる。そのきっかけになる動きをしているという意味で、その存在意義は大きいだろう。

 彼の良いところは、決して無理をしているわけではなく、楽しみながらその場にいるということ。どのような場でも役割に傾倒し過ぎることなく、自分も楽しむことを忘れないというのは、何よりも強い長所なのかもしれない。

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