SAKURA(宮脇咲良)、WONYOUNG……IZ*ONE出身メンバーが牽引 2022年注目グループ IVEとLE SSERAFIMの共通点

IZ*ONE出身メンバーが牽引する2グループ

 K-POP第4世代を代表するガールズグループ・IVEの『第73回NHK紅白歌合戦』初出場が内定したと報じられ、話題となっている。一部報道によれば、IVEとともにK-POPシーンを牽引しつつあるLE SSERAFIMも『紅白歌合戦』への初出場が有力視されているという(※1)。

 両グループはともに日本や韓国で人気を博しており、世界の各種グローバルチャートでも存在感を示している。どちらにも共通するのは、元IZ*ONEメンバーが所属していること。IVEにはWONYOUNG(ウォニョン)とYUJIN(ユジン)が、LE SSERAFIMにはSAKURA(宮脇咲良)とKIM CHAEWON(キム・チェウォン)が所属し、中心メンバーとしてグループを牽引している。今回、2022年のK-POPシーンで大きな注目を集めたIVEとLE SSERAFIMに焦点を当て、2組に所属する元IZ*ONEメンバーの足跡をたどりながら、彼女たちがグループの活動にもたらしたものを考察したい。

IZ*ONE出身の4名が活動終了後に辿った足跡

 オーディション番組『PRODUCE 48』をきっかけに結成され、2018年10月から2021年4月まで活動したIZ*ONE。まずはIZ*ONEの活動を終えたSAKURA、WONYOUNG、YUJIN、KIM CHAEWONの4名がそれぞれのグループでデビューするまで、どのような足跡を辿ったのかを簡単に振り返りたい。

SAKURA

 IZ*ONEではそのカリスマ性と成長する姿で多くのファンを魅了してきたSAKURA。IZ*ONEでの活動を終えて日本に帰国後、2021年5月15日にHKT48からの卒業を発表し、6月19日にマリンメッセ福岡で卒業公演を行った。その後はコスメブランドの広告出演や化粧品ブランドのプロデュース、ラジオ、SNSでの発信などを中心に活動。2021年夏頃には渡韓して自身初の練習生期間を過ごし、2022年5月2日にLE SSERAFIMとしてデビューを果たした。

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KIM CHAEWON

 歌とダンスの高い実力でファンの支持を集めてきた彼女。活動終了後はその歌唱力を活かして、YouTubeでIU「Hold My Hand」のカバー動画を披露するなどのソロ活動を行った。ESQUIRE KOREAのインタビューによるとカバー動画制作に向けて「数多くのボーカルレッスンを受けて発声方法が改善した」と語っており(※2)、ソロ期間中にはスキルの向上も意識していたようだ。その後、事務所を移籍、練習生期間を経てLE SSERAFIMのリーダーとしてデビューした。

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YUJIN

 安定した歌とハイスキルなダンス、知的かつ豊かな表情で多くのファンを獲得してきたYUJINはIZ*ONE活動終了後、テレビや雑誌を中心にソロで活動した。1991年から続く長寿音楽番組『SBS人気歌謡』でのMCを務めたり、韓国の人気雑誌『DAZED』のグラビアに度々登場(※3)。IVEではリーダーに就任し、メンバーへの細やかな配慮を見せながらも、パフォーマンスには一切妥協しない姿勢で準備期間を過ごし、2021年12月にIVEとしてデビューを果たした。

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WONYOUNG

 パフォーマンスはもちろん、ビジュアル面でもIZ*ONEの顔としてグループを牽引してきたWONYOUNG。彼女はIZ*ONEでの活動を終えた後、ハイブランドや化粧品のアンバサダー、雑誌のグラビアなどを通じてソロ活動を行っていた。2021年10月からは韓国・KBSの音楽番組『ミュージックバンク』でMCを務めているほか、『2021 Asia Artist Awards』ではSUPER JUNIORのイトゥクとともにMCを務めた実績もある。彼女もIVEを支える中心メンバーとして、YUJINとともに2021年12月にデビューした。

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