Snow Man 目黒蓮、ドラマから映画まで相次ぐ出演作で示す存在感 阿部亮平、渡辺翔太も役者として活躍の場広げる

 Snow Man・目黒蓮が、10月期のドラマ『silent』(フジテレビ系)に出演することが発表された。同作は、若手脚本家の登竜門と言われる『フジテレビヤングシナリオ大賞』で昨年大賞を受賞した生方美久が脚本を手掛けたオリジナル作品。主人公の青羽紬(川口春奈)が高校生の頃に一生をかけて愛したいと思った恋人・佐倉想(目黒)と8年越しに再会をし、思いがけない現実と向き合いながらも共に乗り越えていくというラブストーリーだ。目黒にとっては初の本格ラブストーリーで、演じる想は若年発症型両側性感音難聴を患っているという設定。聴力をほとんど失った音のない世界の住人として、繊細な演技が見られるだろう。どのように役にアプローチしていくのか、今から楽しみである。

 そんな目黒は、10月からはNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』にも出演することが決定している。振り返ってみると、2019年に岩本照、ラウール、渡辺翔太とカルテット主演を果たした『簡単なお仕事です。に応募してみた』(日本テレビ系)以降、順調に出演作が増えている。特に昨年正月放送のドラマ『教場Ⅱ』(フジテレビ系)から急激に増え、ドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系)ではなにわ男子・道枝駿佑とダブル主演を務め、Snow Manのメンバーと映画『おそ松さん』にも出演。また今年12月2日に『月の満ち欠け』、来春に『わたしの幸せな結婚』と出演映画の公開も控えている状態だ。

映画『月の満ち欠け』特報【12月2日 (金) 全国公開】

 それ以前にも舞台を中心に演技の経験を積んできた目黒だが、ドラマや映画においては決して経験豊富と言えるわけではない。だが、その演技センスの評判は上々だ。『舞いあがれ!』の起用理由の1つとしてフレッシュさが挙げられていたが、活力にあふれた演技も彼の魅力だろう。航空学校でヒロインの舞とともに訓練に励むという役どころのため、作品のテイストは違えど『教場Ⅱ』で訓練生役を演じた経験が活かせそうだ。

 また、目黒の演技で印象的なのは表情。例えば『消えた初恋』で演じた井田浩介。道枝が演じた青木想太をまっすぐ見つめたり、優しい目をしたり、少し目を潤ませたり。真面目でピュアでまっすぐな井田を見事に表情で表現していた。もともと目黒は人の目を見てまっすぐ話すタイプ。それが芝居にも繋がっているのだろう。

道枝駿佑・目黒蓮 W主演「消えた初恋」キュンの詰め合わせ~「Secret Touch」添え~

 そして、真面目で朴訥とした役が多い印象だった目黒だが、映画『おそ松さん』ではコメディに挑戦。加えて、今回の『silent』での難聴者役、と幅広い役にチャレンジしていくことで、役者として着実に成長を遂げるだろう。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる