CUBERS、THE SUPER FRUIT、世が世なら!!!集結した『つば男FES』初開催レポ シャッフルユニットなど盛り沢山のステージに

初開催『つば男FES』レポート

 2022年8月6日、東京・よみうりランド 日テレ らんらんホールにて、つばさレコーズ内に昨年10月に新設されたつばさ男子プロダクション初のイベント『つば男SUMMER FES 2022』(つば男FES)が無料で開催された。約2時間半にわたって行われた本イベントでは、所属グループのCUBERS、8月31日にCDデビューを控えるTHE SUPER FRUITと世が世なら!!!、つば男KIDS(OA)によるライブはもちろん、シャッフルユニットでのパフォーマンスや即興劇も披露。無料イベントとは思えない超ボリューミーなプログラムで、集まった多くのファンを楽しませた。

 会場は、この日を楽しみにしていたファンで超満員。予想以上の集客に、運営が会場と交渉して座席を調整するという事態に。大盛況の中、オープニングアクトとして登場したのは、つば男KIDS。お揃いの赤いTシャツ姿で元気よく登場した3人が初々しく自己紹介をすると、客席からは温かい拍手がわき起こる。さらにこの日が初お披露目となった新メンバーの長谷川明飛(9歳)、平山雄寅(9歳)、中野琉海(12歳)も登場。あまりの可愛さに客席がざわつく中、THE SUPER FRUITの「学園天国」、CUBERS「アジアの純真」といったカバー曲2曲に乗せてパフォーマンス。新メンバーは初めてのステージに緊張している様子だったが、ダンススキルはすでに一人前。お兄さんメンバーのリードもあり、しっかりと会場を盛り上げた。

榎本駿
松原有輝
仙波七星
中野琉海
長谷川明飛
平山雄寅
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榎本駿
松原有輝
仙波七星
中野琉海
長谷川明飛
平山雄寅
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 つば男KIDSが捌けると、CUBERS 末吉9太郎(以下、9太郎)が影アナで「KIDSの子たち見た? 赤ちゃんじゃん!」とファンの心を代弁。さらに「これから何年も続いていくフェスにしたいし、どんどん出演者が増えていったらなと思っています。皆の熱とか拍手とか表情とか、メンバー全員ちゃんと感じてますし、それをパワーにして精一杯パフォーマンスして忘れられない特別な夜にしたいと思っています!」と、ライブにかける意気込みを語った。

 本編を勢いよくスタートさせたのは、“真面目型おふざけ集団”がキャッチフレーズの6人組・世が世なら!!!。

大谷篤行
橋爪優真
添田陵輔
中山清太郎
笠松正斗
内藤五胤
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大谷篤行
橋爪優真
添田陵輔
中山清太郎
笠松正斗
内藤五胤
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 「下剋上、はじめました。」で初っ端からキレキレのダンスを全力で披露し、会場のテンションを急上昇させていく。急に土下座をしたりジャンケンをしたりカンフー映画のように飛び蹴りをしたりと、コミカルで大胆な動きを怒涛の勢いで繰り出すメンバーから目が離せない。上がったテンションをそのままに、「無理無理無理」へ。タイトルとは裏腹に、夢に向かう自分を鼓舞するようなこの曲を力強く歌うメンバーの姿にグッと来たファンも多いだろう。ラストは彼らのデビューシングル曲「鼓動のFighters」。疾走感溢れるバンドサウンドに乗せた全力のパフォーマンスと爽やかな笑顔で、ファンに勇気を届けた。パフォーマンスの後は、それぞれの消費カロリーを発表しながら捌けていくメンバー。最後の最後までとことんファンを楽しませた(世が世なら!!!は現在リリースイベントでのメンバーとファンの総消費カロリー15万を目指すミッションに挑戦中)。

 続いて登場したのは、THE SUPER FRUIT。グループ名の通りフレッシュで瑞々しい7人組の彼らは、メンバーカラーのセーラー襟衣装で登場。客席はカラフルなペンライトの光でいっぱいに。

阿部隼大
堀内結流
星野晴海
小田惟真
田倉暉久
松本勇輝
鈴木志音
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阿部隼大
堀内結流
星野晴海
小田惟真
田倉暉久
松本勇輝
鈴木志音
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 最初に披露するのは、彼らの名刺代わりの一曲「Seven Fruits」。しなやかなダンスと甘い歌声、キラキラした笑顔でファンの心をギュッと掴んでいく。ライトがロマンチックなピンクに変わると、「君はリアコ製造機」へ。推しに恋するファンの気持ちを代弁したようなこの曲では、メンバー同士がじゃれ合ったり、ハートを作る振り付けがあったりと、見どころも盛りだくさん。アイドルオーラ全開の彼らに、会場には甘いムードが漂っていた。MCでは、この日18歳の誕生日を迎えた星野晴海を共同生活中のメンバー全員でお祝いしたというエピソードも飛び出し、メンバー同士の仲良しっぷりが垣間見えた。最後はデビューシングル曲の「チグハグ」を披露。窮屈な日常から解き放ってくれるような優しい歌詞とポップなメロディを届けた。

 グループ別ライブのトリを飾るのは、もちろんCUBERS。

末吉9太郎
TAKA
春斗
綾介
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末吉9太郎
優
TAKA
春斗
綾介
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 TAKAが「さて、ここからもっと盛り上がっていきましょう!」と勢いよく煽り、「WOW」を披露。初々しさの残る後輩グループとは一線を画した余裕を感じさせるステージで、一気に会場の空気を変える。続く「Please call me」では、綾介の一瞬で目を引くダンスや9太郎の表情や仕草で魅せる表現力、春斗の圧倒的な歌唱力、優の最年少とは思えない色っぽさ、そしてTAKAのスタイリッシュでしなやかなダンスと、各々の個性と強みを存分に発揮したパフォーマンスを見せた。MCでは後輩グループのメンバーを弄ったり、珍しく先輩風を吹かせてみるなど、つば男FESならではのトークで盛り上げる。和んだ空気を「強くあれ」で引き締めると、最新ミニアルバムのリード曲「CHOICE」へ。キャッチーさとかっこよさの両方を兼ね備えたこの曲で会場を魅了し、ラストを締めくくった。

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