超ときめき♡宣伝部、“王道アイドル”としての誇り ワールドワイドに広がるときめきの輪

超ときめき♡宣伝部、王道アイドルの矜持

 2021年に「すきっ!」で一大旋風を巻き起こし、ワールドワイドに“ときめき”を届けた超ときめき♡宣伝部。そんな彼女たちが6月22日にリリースしたミニアルバム『ハートギュッと!』は、この1年の間でとき宣のことを知ったリスナーのハートをギュッと掴み、より一層“とき宣沼”にハマってもらうにはうってつけの作品に仕上がった。

 時代の流れと共にアイドルの多様化が加速していく昨今。“アイドルの王道”と評される彼女たちが国内外で人気を獲得したことは、日本のアイドルシーンの潮目の変化を予感させる。デビューから“王道”を突き進み、今最も勢いに乗るアイドルと言っても過言ではない超ときめき♡宣伝部メンバーに、今作に込めた想いを聞いた(編集部)。【最終ページに読者プレゼント情報あり】

「すきっ!」が生まれて本当によかった(坂井)

超ときめき♡宣伝部

ーー昨年は「すきっ!」がTikTokでバズって話題になりましたが、それを実感する瞬間はありましたか?

吉川ひより(以下、吉川):海外の方からのコメントが増えましたね。サウジアラビアとかインドネシア、韓国など、いろいろな国の方々からのコメントが増えて、すごくグローバルだなと。YouTubeの翻訳機能を使って読むんですけど、「可愛い」とか、嬉しい言葉で溢れていて、世界の方々からもそういう言葉をもらえるようになったんだなって思います。

辻野かなみ(以下、辻野):「すきっ!」がバズったことによって、TikTokのフォロワーが20万人くらいに増えたり、YouTubeもチャンネル登録者が10万人を突破して銀の盾をいただいたんですよ。画面の中で見たことはあったんですけど、まさか自分がいただけるとは思っていなかったので、実際にみんなで持つことができたときはすごく嬉しくて。フォロワー数が増えたのは、いろんな方に知っていただけているんだって実感したところですね。

坂井仁香(以下、坂井):「すきっ!」という楽曲がなかったらこういう繋がりもなかったし、こうやっていろんな人たちに知ってもらえる機会もなかったかもしれない。「すきっ!」が生まれて本当によかったなって心から思います。

坂井仁香
坂井仁香

ーーTikTokでは倍速Ver.も流行っていましたね。

菅田愛貴(以下、菅田):倍速になることでよりアニメっぽくというか、もっと可愛らしくなるなと思いました。初めは一瞬違う曲かなって思ったんですけど、でもよく聴いてみたら私たちの曲で。ちょっと不思議な気持ちになりました。

坂井:倍速になると声も高くなるからね。それがTikTokらしいというか。普通の速度の「すきっ!」もすごく好きなんですけど、TikTokらしさを感じるのはやっぱり倍速なのかなって思います。

杏ジュリア(以下、杏):TikTokで流れる「すきっ!」は大体倍速だったので、逆に普通の速度で聴いたときに「ん?」って違和感もありました。倍速の方が声が明るくなるからか明るいイメージになるし、それも色んな人に届くきっかけになった理由なのかもしれません。

超ときめき♡宣伝部 / すきっ!〜超ver〜 MUSIC VIDEO
【TikTok倍速】すきっ!の倍速をフルで踊ってみた

ーー「すきっ!」はみなさんにとってどういう曲になりましたか?

辻野:名刺代わりになる曲なのかなって。とき宣がどういうグループかって聞かれたときに、「『すきっ!』っていう曲知ってる?」って言ったら、「ああ!この曲このグループなんだ」みたいな繋がりを持たせてくれる曲になりました。前はファンの人たちの中での人気曲はあっても一般の方にまで知られている曲はなかなかなかったんですけど、「すきっ!」のおかげでグループ自体も広まったと思います。

「どこを切り取っても可愛い」(吉川)

吉川ひより
吉川ひより

ーーそんな「すきっ!」でのバズを経て、今回のミニアルバムの制作に臨むにあたって気持ちの面での変化もありましたか?

菅田:ミニアルバムを作ると聞いたときはすごく嬉しかったです。私が加入してから『ときめきがすべて』、『すきすきすきすきすきすきっ!』に続いて、またミニアルバムを出せることがすごく嬉しくて。

小泉遥香(以下、小泉):ありがたいことに、最近「歌が上手だね」とか「歌えるグループだね」と言っていただけることが多くて。まだ「歌えるグループだ」と自分から言える自信はないんですけど、聴いてくださった方に少しでもいい曲だなとか歌が上手いと思ってもらえるように、もっとうまくなりたいとより思うようになりました。そういう意識を持って、ボイトレをおこなったり、普段からいろんな曲をメンバーそれぞれが聴くようになったり、カッコいいと思ったライブ映像やMVをみんなで共有することも増えたように思います。

ーー今作のタイトル『ハートギュッと!』はどういう意味が込められているんですか?

坂井:いろいろ意味があるんですけど、「すきっ!」で世界中の人に私たちのことを知っていただいたので、その人たちのハートをぎゅっとこのアルバムで掴めたらいいなって思っていて。

ーーリード曲の「ギュッと!」は歌詞のキャッチーさや可愛らしさが「すきっ!」にも通じていると感じました。

吉川:私、「すきっ!」を出したときに、次はこの盛り上がりを越えなくちゃいけないっていうプレッシャーもあって。次はどうすればいいんだろうと思っていたんです。でもそう思っていたときにこの曲をいただいて、これならまたちゃんと勝負に出られるというか、自信を持って届けられるリード曲だなって。どこを切り取っても可愛いというか、まっすぐで女の子らしい言葉が並んでいるので、これなら大丈夫だなって思いました。

坂井:仮歌を聴いたときに、すごい曲が来たなと思って。まだ自分たちの声を入れてない状態なのにすごくパワーが伝わってきました。そういうわくわく感みたいなのがあって、ぴよちゃん(吉川ひより)も言っていたけど、どこを取ってもおいしいパートがたくさんあって、全部見せ場みたいな曲だと感じています。

ーー1カ所おすすめの場所を切り取るとしたら?

坂井:難しい。曲のサビを集めたみたいな曲だから……。

小泉:私は〈恋したんだ〉っていうところが流行りそうだなって思いました。TikTokって、サビとイントロで2、3カ所流行る曲もあるじゃないですか。「ギュッと!」も、そういう曲になってほしいなと思いました。

杏:これはかなみん(辻野かなみ)のセリフなんですけど、〈ねぇ、ギュッとして。〉っていうのがいいですね。ちょっと駄々をこねる感じというか、上目遣いでおねだりしてる感じの可愛い声で、しかもあまり人に直接言わないだろうっていうセリフじゃないですか。それをあえて言っているところもポイントですし、タイトルも表しているので切り取るならここですね。

ーー辻野さんはいかがですか?

辻野:ここの〈ねぇ、ギュッとして。〉をインストにして、みんながセリフをかぶせる感じにしても面白いのかなって今思いました。自分の思う「ねえ、ギュッとして」を当てはめて、他のアイドルさんもやってくれたら嬉しいですね。男性が言っているのもちょっと聴いてみたいですし。

小泉:小さい子とかにもやってほしいね。

辻野:それかわいいね! やってほしい。

超ときめき♡宣伝部/「ギュッと!」Music Video

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