『BATTLE OF TOKYO』を総復習! Jr.EXILE勢揃いの祭典、コラボ満載なライブの見どころを徹底解説

『BATTLE OF TOKYO』見どころ徹底解説

 LDHが仕掛ける次世代総合エンタテインメントプロジェクト『BATTLE OF TOKYO』。Jr.EXILE世代と呼ばれるGENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZに加え、新たにPSYCHIC FEVERの参加も決まった本プロジェクトが、2022年7月、さいたまスーパーアリーナにて四夜連続でのスペシャルライブ『BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~』を開催することを発表した。7月21日から7月24日にかけて行われる各公演にはスペシャルバトルコーナーが設けられるそうで、7月21日にはスペシャルバトルコーナー1『BATTLE OF HiGH&LOW』、22日にはスペシャルバトルコーナー2『BATTLE OF KINGDOM』、23日にはスペシャルバトルコーナー3『BATTLE OF iCON Z』、24日にはスペシャルバトルコーナー4『BATTLE OF SUMMER』が行われるとのこと。“3時間を超えるJr.EXILE超東京夏祭り!!”と謳うからには、相当ド派手な祭り(ライブ)になるに違いない。その日を心から楽しむために、本稿で『BATTLE OF TOKYO』とは何かを今一度復習していこう。

BATTLE OF TOKYO TIME 4 Jr.EXILE ライブ開催決定! さいたまスーパーアリーナ 4DAYS!!

“超東京”を舞台にした壮大なストーリー

 Jr.EXILEによる新プロジェクト『BATTLE OF TOKYO』の始動が発表されたのは、2019年4月20日。THE RAMPAGEのライブツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2019 "THROW YA FIST”』のさいたまスーパーアリーナ公演で告知され、4月24日(同ツアーのさいたまスーパーアリーナ公演4日目)のアンコールにGENERATIONSがサプライズ出演すると、豪華な競演に会場は凄まじい盛り上がりとなった。とはいえ、現在は2021年2月25日にvol.1が発売された原作小説『小説 BATTLE OF TOKYO』(月島総記著/角川文庫)や公式発表により、このプロジェクトの背景にある壮大なストーリーやキャラクター設定が鮮明になりつつあるが、当時はまだ“現実世界と別次元のユニバースに存在するTOKYOとのパラレルワールドで新たな物語が繰り広げられる”といった少ない情報しか明かされていない段階。続々と公開される各メンバーのキャラクタービジュアルに、嬉しい反面、「分身って何!?」と戸惑った方もいただろう。それなのに、情報解禁を心待ちにしているうちに、気づいたら抜けられないほどにハマっている。それがこのプロジェクトの恐ろしい……いや、すごいところだ。

 さて、当時はプロジェクトの全貌が見えない中で自由な考察を楽しんだ人も多いと思うが、本稿ではここで、『小説 BATTLE OF TOKYO』で描かれた物語のあらすじをおさらいしておきたい。この物語の舞台は、世界的な大嵐に見舞われながらも、最先端の複製技術=通称「コピー」で奇跡的な復興を遂げた都市・超東京。そこには渋谷を拠点とする怪盗団 MAD JESTERS(≠GENERATIONS)、六本木を拠点とする用心棒集団 ROWDY SHOGUN(≠THE RAMPAGE)、超東京の郊外にあるテーマパーク“アストロパーク”を拠点とするイリュージョン集団 Astro9(≠FANTASTICS)、池袋を拠点とするハッカーチーム JIGGY BOYS(≠BALLISTIK BOYZ)という4チームが存在し、彼らはそれぞれスキルという特殊能力を持っている。スキルの種類はさまざまで、MAD JESTERSは触れたことのある物を複製する「コピー」能力。ROWDY SHOGUNはあらゆる攻撃を跳ね返し、自分や他者を守る「プロテクト」能力。Astro9は物体の形状や性質・運動状態などを変換する「コンバージョン」能力。JIGGY BOYSは見た物や人を解析し、他者のスキルさえも複製する「スキャニング」能力の使い手だ。彼らが追い求めるのは、あらゆるものがコピーされた世界の中でコピーできないオリジナルの品「ファイナル・ファクト」。小説版では、読者の案内役を担うキャラクター・マキナも登場しつつ、超東京の至るところで能力者たちによる熱くトリッキーなバトルが繰り広げられている。揺るがない信念を胸に死闘を繰り広げることもあれば、超東京の支配を目論むブルーシールドの策略にはまってぶつかり合い、後々和解することも。どんどん複雑化していくチーム同士の関係に加えて、キャラクター1人ひとりが背負っている過去なども明らかになっており、最新刊『小説 BATTLE OF TOKYO vol.3』ではチームの垣根を越えた因縁も見え始めている。

 ちなみに、7月21日に発売予定の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』には、年に一度の“流星祭”の日に繰り広げられるストーリーが描かれるそうで、今夏は現実のライブでも『BATTLE OF TOKYO』の世界でも“祭り”がキーワードに。EXILE TRIBEは本当に祭りが好きな一族だ、と夏が来るたびに思うのは筆者だけだろうか。

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