ORβIT、7人での初ライブで見せた気迫溢れるパフォーマンス EαRTHからのサプライズに涙も

ORβIT、7人集っての初ライブレポ

 2021年11月27日、28日、7人組の日韓合同のボーイズグループ・ORβITが『ORβIT THE FIRST ONLINE LIVE「With」』を行なった。7人全員集まってのライブは今回は初。本稿では、27日のファンクラブ会員限定公演をレポートしたい。

 「やっと7人全員が揃った」と感じさせるオープニングムービーが終わると、「極楽鳥花〜Bird of paradise~」からライブがスタート。気合いが伝わってくるダンスと歌で魅せると、ORβITの代名詞のような楽曲「UNIVERSE」と続く。SHUNYAが「これからまだまだ楽しいステージが待ってるので、この7人で今日は素敵なショーをお届けしたいと思います!」と挨拶をすると、すぐ次の「Bloom」へ。先日彼らにインタビューをした際、YOUNGHOONが「『Bloom』でそれぞれの魅力がよく見えると思う」と話していたが、まさにその通り。ダンサーを交えたパフォーマンスで、メンバーたちのキュートな一面が見えたり、コンビでのパフォーマンスがあったり。EαRTH(ORβITのファンネーム)が求めているものがギュッと詰まっていたはずだ。さらにアップテンポの「Never gonna get away」、ハンドダンスが印象的な「Beautiful Butterfly」が続くと、映像を挟んで衣装チェンジ。とりわけラップ担当のJUNEとYOONDONGが煌めく、クールな「Show Off」をパフォーマンスする。JUNEのソロ曲「Double 20」も飛び出し、挑発的でクールな雰囲気がさらに醸成されたところで「Ready to burn」へ。ORβITたちの気迫溢れるパフォーマンスはもちろんだが、考え抜かれた演出にも驚く。

 MCでは、息を切らしながらも口々に「気持ちいい!」、「(ドリンクが)美味い!」と叫ぶメンバーたち。先程までのキマっている姿から一転、ワチャワチャとトークを繰り広げる。思い思いに話すMCは実にORβITらしかった。そんなMCの後は、ガラリと雰囲気が変わってTOMOのソロ曲「Showersnow」、YOONDONG、SHUNYA、YUGOによる「みずたまり。」へ。それぞれの歌声の良さがたっぷり味わえるラインナップだ。さらに「みずたまり。」の傘を使ったパフォーマンスの可愛らしさにテンションが上がったEαRTHも多いのではないだろうか。続いては7人揃って「Crazy Love」を披露し、『Enchant』のリード曲「Dionaea」、11月23日にリリースされたばかりの2ndミニアルバム『Alter Ego』リード曲「Eclipse」も飛び出した。それぞれMVは公開されているが、生のパフォーマンスは初。工夫された演出がなされるなど、MVでは味わえないライブ感と迫力が伝わってきた。続けて、YOUNGHOONのソロ「MOONCRYSTALPOWER」へ。彼の高い歌唱力とパフォーマンスセンスが存分に発揮されていた。さらにメンバーたちの歌をじっくり味わえる「Flor Lunar」、「Serenade」と続き、HEECHOのソロ曲「君へ」へ。終始座ってのパフォーマンスでも食い入るように見てしまうのは、彼の切なく、透明感ある歌声があってこそなのだろう。続く「Blind」では、7人ならではのフォーメーションを取り入れた美しいパフォーマンスを見せてくれた。

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