三拍子が見守ってきた、熾烈なバトルから生まれるラストアイドルの成長物語 『ラスアイサバイブ』名勝負の舞台裏も

三拍子が語る、ラスアイの成長物語

『ラスアイサバイブ』を通してすごいスピードで成長している

ーーすでに話題にも挙がっていますが、ここからは『ラスアイサバイブ』について聞かせてください。お2人はMCという立場でここまでの試合をメンバーの近くで見届けてきました。この取材は、7日目(8月29日)を終えて折り返しを迎えたタイミングになりますが、まずはここまで見てきていかがですか?

高倉:全員のメンバーがこんな歌声、パフォーマンスをするんだっていうことを知ってはいたはずだったんですけど、「この子、こんなに歌上手いの?」「こんなにダンス上手かったの?」って人たちがわんさか出てきて。特に2期生、2期生アンダーの子たちに関しては、こんなにいいところがあるっていう発見の場になってる。僕は個人的にも楽しんでるし、そういった一人ひとりの良さを視聴者に、そしてほかの推しだった人にも届いてるんじゃないかなって。あとは、一人ひとりに振り幅の広さがありますよね。可愛い曲を歌うイメージだったのに、大人っぽいイメージの曲を披露したり。あとは、面白さを入れたり、真面目に歌ってみたり。みんなものすごく考えてやってるから、本当にすごいグループだなと思う日々ですね。

久保:メンバーは総当たり戦で戦っていく中で、ファンの方とチアミーティングをやるんですよ。みんなで作戦を立てて、勝った時にちょっとずつ自信が積み重なっていく。メンバーがすごいスピードで成長しているんですよね。初日と14日目まで見比べてもらうと分かると思うんですけど、「これ、精神と時の部屋入ったの?」っていう伸び率なんですよ。それを横で見てるとゾクゾクしますね。

高倉:それ、言いたかったやつだ。精神と時の部屋。すごいよね。メンバーの伸び。

久保:メンバーの背中を押してあげたり、この期間でのメンバーの伸びを見るのが僕らもファンの人たちも楽しいんだと思います。総当たり戦なので、推しの子だけを見たいって人も絶対全メンバーに触れるわけですよ。全員が対戦相手なので。それがすごくいいなと思います。

ーー折り返しを迎えたということはすでに200試合以上を終えたということになります。ここまででお2人が印象に残っている試合はありますか?

久保:これは難しいですね……(笑)。

高倉:全部いいんだけど、阿部(菜々実)と間島の。

久保:やっぱそうなるか。

高倉:2人の歴史も詰まってるし、パフォーマンスの仕方。あれはすごかったな。最終的に思ったのが、この2人がラスアイにいるんだ。仲間だったんだっていう嬉しさが、すごかったですね。

阿部菜々実は自分自身とも戦っている

ーー阿部さんも間島さんも歌、ダンスはもちろんのこと、目力、さらには選曲の妙もあってどちらのパフォーマンスも素晴らしかったですよね。

久保:阿部が間島を引き出して、間島が阿部を引き出して、一番いい図式になっていたのかなと思いますね。あと、阿部さんは自分とも戦ってるんだと思うんです。阿部菜々実という人間がどこまでパフォーマンス出来るんだろうっていう視点で選曲をしてますし、幅も広げてるんで。阿部の挑戦も見どころの一つだと思います。あと個人的に好きなのが、山本琉愛がガンプラを作るパフォーマンスをしたんですよ。歌唱した後の自由な部分で、今のところ、腕と頭と……。どこまで出来た?

高倉:もう、ファーストシーズンは終わったよ。今、セカンドシーズンで、新しいガンプラ作り始めた。

久保:対戦の中で部分部分を作って、何戦かしたら完成するっていうパフォーマンスをやったんですよ。山本って、普段の配信からガンプラを作ってるんです。普段やってることをここで出すことが出来るのはすごく考えたんだろうなって。スタッフさんとも、あれ印象に残りますよねって話になりますし。初めてこの『ラスアイサバイブ』を見てラスアイを知った人に、この子面白いなって覚えてもらうのも大事な作業だと思うので。すごくいいアイデアだなと思います。

ーー山本愛梨さんと籾山ひめりさんのバトルは、お2人も楽しんで見ているのが伝わってきました。

高倉:かっこいい2人ですよね。王道に歌もパフォーマンスも上手いし。あの子たちもすごく悩んでいるんだろうとは思うんだけど、それを一切見せないのがかっこいいんですよね。見ててもえてくるし。

久保:もえてくるっていうのはどっちですか?

高倉:(燃えると萌えるで)両方! アイドルが真っ向でぶつかってるのがすごい興奮しました。

ーー久保さんが「仲が良いメンバー同士だといいバトルになる」って言っていたのが印象的でした。

久保:本当に仲が良いと、最高のパフォーマンスを見せないと相手に失礼なんじゃないかっていうのがあるから。相手を思いやって、この曲を歌ったら一番相手が映えるんじゃないかっていうことを真剣に考えてきてるから、ものすごくいい空気になるんですよ。勝ったとしても、負けたとしてもパフォーマンス良かったよって讃え合えるのが本当にいい対戦だなと思います。

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