『THE FIRST』から誕生したBE:FIRST、新人とは思えない完成度 メンバーのパフォーマンススキルに注目

オールマイティなパフォーマンスが魅力のSHUNTO&MANATO&RYOKI

 そしてBE:FIRSTに多いのは、歌もダンスもバランスよくできるメンバーだ。SHUNTOは歌声に表現力と存在感がこもっているメンバー。低めの声だが、高い音域も難なく歌えてしまう七変化タイプだ。さらにダンスもラップもでき、何でも自分のモノにしてしまう。それでいて、まだ高校3年生という若さゆえの伸びしろも持っている。心強くもあり、将来が楽しみでもあるメンバーだ。

 小学6年生から歌とダンスを続けてきたというMANATOもそうだ。甘く包み込むような美しい歌に注目が集まりがちだが、各審査のパフォーマンスを見るとダンスからもラップからもセンスを感じる。SKY-HIも「あなたの声は楽器だし、あなたの感情表現は絵の具だし、あなたの体から出されるもの全てが音楽で構築されていると感じる」と絶賛したほどだ。

 そしてオーディション参加前は2.5次元俳優として活躍していたRYOKIもオールマイティな才能の持ち主だ。歌、ダンス、ラップすべてのクオリティが高いRYOKI。非常に強い個性を持ち、爆発的な表現を見せる彼のスキルはグループにとって起爆剤になることは間違いない。オーディション終盤ではラップスキルに注目が集まっていたため、BE:FIRSTでも華麗なラップを披露してくれることが楽しみだ。

 今回はあえてダンス、歌、オールマイティさとメンバーを分類してみたが、全メンバーが現時点ですでに「アーティスト」と思わせてくれる一定以上のスキルを全ジャンルで持っている。この先彼らが経験を積み、一流アーティストの中で揉まれていくことで、どこまでレベルが上がっていくのだろうか。きっと想像を大きく超えてくるに違いない。さらに、合宿審査の様子を通してメンバー一人ひとりの等身大の人柄も見えていた。だからこそ、内面にも魅力があるメンバーが揃っていることがわかる。本格デビューを果たし、多くのメディアに出ていくことで、着実にファンを増やしていくはずだ。レベルの高い彼らのパフォーマンスが、多くの人々に届く日が楽しみだ。

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