JO1、着実に成長続けるパフォーマンス力 相次ぐ特番出演、『2021 FNS歌謡祭 夏』にも期待大

 今年の6月30日に放送された『テレ東音楽祭2021』では「無限大(INFINITY)」を披露。まず、シックな黒スーツの衣装が印象的だった。最初は正直、「なんで新曲『Dreaming Night』ではないんだろう……」と思っていたのだが、この黒スーツでの「無限大(INFINITY)」のパフォーマンスがとてつもなく魅力的だった。

 JAMにとってはもう何度も見ているであろう「無限大(INFINITY)」だが、1年前より歌、ダンス、そしてビジュアルと全て進化を遂げた11人がスーツで披露するデビュー曲がこんなにクールだとは思わなかった。JAMにとっては、11人の成長を改めて実感できるステージだったと思うし、JAM以外にもJO1の魅力が十分に伝わるパフォーマンスだったのではないだろうか。だからこそ、日本の音楽番組はなかなかフル尺でパフォーマンスできないのが悔しいと思わずにはいられないのだが、この放送をきっかけに公式YouTubeをチェックする人がきっと増えたはず。

 リーダーの與那城奨が「さまざまなジャンルを取り入れながら僕たちにしかできないパフォーマンスをしている」とグループの紹介をしていたのも良かった。「JO1って結局K-POPなの? J-POPなの?」と言われることもあるが、そういった“くくり”にはとらわれず、これからも「JO1」という新しいジャンルにどんどん挑戦していってほしい。

 いよいよ明日放送される『2021 FNS歌謡祭 夏』。現時点では、JO1の出演は郷ひろみとのコラボステージのみの発表だが、単独でのパフォーマンスはあるのか、あるとしたらどんな衣装で、どの曲を歌うのか……。ワクワクしながら当日を迎えよう。

■紺野真利子
エンタメ系ライター。JO1やジャニーズグループのインタビュー記事を中心に、雑誌『CHEER』『週刊TVガイド』などで執筆。
Twitter(@mariri_901820)

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