NEWS 小山慶一郎、ラジオでの“コヤマウント”が止まらない SixTONES ジェシーも巻き込んだメンバー&ジャニーズ愛

 「マウント(を取る/取られる)」とは、穏やかではない空気を想像させる言葉だが、NEWSの小山慶一郎が見せる「コヤマウント(を取る/取られる)」は実に平和で微笑ましい。小山がパーソナリティを務めるラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)では、小山とリスナーがどれだけNEWSが好きかを張り合うコヤマウントを取り合い、そのたびに温かな気持ちに包まれる。7月6日深夜放送回は、このコヤマウントが随所に炸裂したオンエアとなった。放送を振り返りながらその平和っぷりを楽しみたい。

NEWS
NEWS

 番組冒頭、さっそく披露されたのは、7月4日に35歳の誕生日を迎えたメンバーの増田貴久にまつわるコヤマウント。誕生日プレゼントは本人のリクエストをもらってから贈るつもりであることから「実は保留になってるんですよ。“もうちょっと考えさせてくれ”と。ちょっと怖いのはね、すごく高額な商品がたくさんメールで送られてくるんです。とっても高すぎて、ギャグで言ってるのか、マジで言ってるのかわかんないんだけど」と、さりげなく仲睦まじいメールのやりとりを見せつける。そして「もうちょっとしたら本当にほしいものを聞いて、プレゼントした際にはみなさんに報告したいと思います」と続け、まだまだこのやりとりを楽しむつもりであることを匂わせていく。

 さらに、増田が出演するドラマ『ボイスII 110緊急指令室』(日本テレビ系)の現場に小山と加藤シゲアキの連名で団子を差し入れしたことにも言及。その際も「まっすーが3人でいるときに“差し入れほしいな〜”って言ったんで。“全然いいよ。逆になんかでしゃばってる感じになっちゃわないかな”ってなったんだけど、“全然送ってほしい”ってことで」と、控えめながらも“求められている感”をアピール。また、加藤が初の舞台脚本を手掛け、Aぇ! groupの正門良規が初主演を果たした舞台『染、色』にも増田と共に団子の差し入れをしたことも付け加え、再びメンバーとの仲睦まじい様子を念押しするのだった。

 もちろんリスナーも負けてはいない。加藤のファンであるリスナーから「人見知り全開の加藤さんと話したことがある」というメールが届く。加藤の著書『閃光スクランブル』の出版サインイベントで会った加藤とまったく目が合わず、交わした言葉も小さな声で「ありがとうございます」のみであったものの、それでも幸せだったこと。そして、これほど人見知りな状態の加藤を、親友の小山には見せないのではないかとコヤマウントを取りにきたのだ。これにはスタッフからも笑いが起こり、小山も「これはね、怒ったほうがいいよ(笑)。ダメだよ、これ! ま、シゲちゃんぽいけどね」と思わず吹き出してしまう。

 だが、「いやいやいやいや、ナメられたら困るよね」と、コヤマウントをすかさず返していく小山。「加藤さんが人見知りっていうのは、多々見ているわけです。というのは、新しい現場、会ったことがないスタッフの方が来たとき、加藤さんこの現象起きます。それを僕は真横で見て、その加藤シゲアキを助けてるんですね」と、人見知りの加藤を見ることができるのはもちろん、さらに助けることができるのだとドヤ顔(をしていると思われる声色)で主張。「勝てますか?」と自信たっぷりに締めると、続いて増田ファンであるリスナーからのお便りに目を通す。

 「今日こそ、コヤマウントに勝ちたいと思ってメールしました」と読み上げると、意気揚々と「かかってこいや」と応える小山。リスナーは「それは、まっすーが黒ブラジャーを好きなことです。私は黒ブラジャーをつけることができますが、慶ちゃんはどうですか? つけられないですよね?」という予想外の方角からのコヤマウントをかましてきた。

 だが、小山はまったく動じることなく流暢に返事をしていく。「ナメられちゃ困るよ。あなたは黒ブラジャーが好きだということを知ってつけられるかもしれないけど、俺は増田貴久に目を見られて“ブラジャーをつけろ”と言われたらできるんですよ! どうですか?」と、力説する小山を見て、さすがにスタッフから「何を言ってるんですか」とツッコミが入る。すると、小山も正気に戻ったのか「ハハハハ! マジで何言ってんの、これ。まっすーが“お前ブラジャーつけろ“なんて言うわけがない(笑)」と大笑い。この愛するあまり“何を言ってるの”状態になるのが、コヤマウントが平和たる所以だ。

 さらなる強者として、表参道の駅が半蔵門線(紫=小山)、千代田線(緑=加藤)、銀座線(黄色=増田)と、各線のカラーとNEWSのメンバーカラーとがリンクしていることに気づき、NEWSを感じられて幸せだと話すリスナーも登場。小山も負けじと最近パープルのものばかりを購入することが増えたと語る。「タンブラーもね、パープルだし。ちなみにこれ、増田さんとお揃いね。増田さんとお揃いね、みなさん、増田さんとお揃いね」と大事なことなので何度も伝えていくスタイルだ。

 さらに「増田さんは男の子のキャラクターで僕のは女の子。増田さんと僕のを並べると、あらカップルだ。ねー、どうでしょう、みなさん」と細部まで抜かりない。そして、よく飲むお茶のパッケージが緑であることから「それが僕にはシゲに見えてくる」と、やっぱり最後は“何言ってるの”状態になって笑ってしまうのだった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる