SixTONESが歌う「ファンタスティポ」トレンド入りなるか? 『THE MUSIC DAY』でのパフォーマンスに注目

 さて、今回SixTONESが披露する「ファンタスティポ」は、2005年にTOKIOの国分太一とKinKi Kidsの堂本剛がダブル主演を務めた映画『ファンタスティポ』の主題歌。役名の「トラジ・ハイジ」名義で2005年1月26日にリリース。制作陣は、作詞:久保田洋司、作曲:清水昭男、編曲:CHOKKAKU、コーラスアレンジ:岩田雅之。グループの垣根を越えたデュオは当時としても珍しく注目を集めた。

 楽曲はミラーボール輝くダンスフロアを彷彿とさせるディスコチューンで、どことなくアジアンテイストも漂い、衣装や映像も含めサイケデリックな雰囲気。サビからのトラジ(国分)とハイジ(堂本)の伸びやかなハモリが特徴的で、自然と体が動くようなポップサウンドが心地いい。そして、ピースサインやネコの手など、キュートな振り付けが印象的だ。

 さらに、田中が「マジでヤバい」と言っていた、King Gnu/millennium paradeの常田大希が手掛ける新曲「マスカラ」もテレビ初披露と、感情を激しく揺さぶられること間違いなし。

 SixTONESは1stアルバム『1ST』が、2021年のオリコン上半期「作品別売上数部門」アルバムランキングで1位を獲得。男性アーティストによる1stアルバムでの上半期アルバム1位は1988年リリースの光GENJI『光GENJI』以来、33年ぶりの記録更新という快挙を達成した。SixTONESらしさはそのままに、あらゆるジャンルを歌うのがジャニーズのアイドルならでは。これまでもSixTONESは、ジャニーズJr.時代から先輩の楽曲を複数カバーしてきた。元々ある楽曲や歌い手の雰囲気を真似るのではなく、楽曲の世界観を踏襲しつつオリジナリティを発揮してきた。

 今回披露する「ファンタスティポ」は、SixTONESの音楽にはないテイストだけに、どのペアでハモリを聴かせるのか、どんなフォーメーションで披露するのか。普段、歌うことのない他グループの楽曲の歌唱が聴けるのが大型音楽特番の醍醐味。どんなパフォーマンスをみせてくれるのか楽しみでならない。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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