V6が華を添え続けてきた『特捜9』主題歌 「Crazy Rays」「僕らは まだ」など作品に溶け込む楽曲たち

 『特捜9』は、警視庁捜査一課特別捜査班を舞台に、様々な事件を解決に導いていく刑事ドラマだ。クスっと笑える描写があったり、井ノ原演じる浅輪直樹は主任として捜査の割り振りを丁寧に伝えるなど、刑事ドラマの中でも比較的穏やかに進行していく作品である。被疑者に荒々しく接するのではなく、できるだけ心を理解しようと努めて寄り添う人情を感じる。V6が歌う楽曲は、そんなストーリーの主題歌として作品に溶け込み、それでいてMVではV6の作品としてまた違う世界観が広がっている。

 特設サイト「V626」では、メンバーに「僕らは まだ」の歌詞で好きなワードはあるかとスタッフが質問(※2)。坂本は〈未完成〉を、長野博は〈どんな色にでもなって行ける〉、井ノ原は〈言い訳もしない強い人になれるんだっておもっていた〉、森田は〈心はまだチグハグで言葉はまだ丸くない〉と自身が歌っているパートを挙げた。岡田も森田と同じワードに加え〈大事な人と限りある時の中 笑い合えればいいな〉までの一節が好きだという。そして三宅は〈バラバラだった 僕らの破片は一つになろうとしている 僕らはまだ未完成さ どんな色にでもなって行ける〉と、最後のサビ部分での歌詞を全て挙げた。

 同サイトではオリジナルのプレイリストが作れるページもあるので、『9係』シリーズも含めた主題歌集を作ってみるのもいいだろう。6月2日リリースの『僕らは まだ』初回盤Aに付属されるMVのフルバージョンではどんな世界が描かれているのか、発売が待ち遠しい。

※1:https://www.tvlife.jp/drama/368673
※2:https://avex.jp/v6/26/qa1/

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる