ORβIT、離れているからこそできる表現 結成からの成長やパフォーマンスに目覚めたきっかけも明かす

ORβIT、離れているからこそできる表現

4人でできることと7人でできることは全然違う

ーー今回は全員で集まって制作するという過程が取れなかったと思いますが、コミュニケーションを取ることも大変だったのではないでしょうか。

SHUNYA:作詞をしているメンバーが一番大変そうでしたね。なんでもそうですけど、離れていると、ニュアンスとか感情を伝えるのって難しいですよね。一緒にいれば表情やジェスチャーで伝えられるけど、文字だけだと伝わらない。アルバム制作において感覚的な部分を伝えることが離れていると大変だなと思いました。コンセプトは4カ月前くらいに一度集まった時に固められたんですけど、それ以外は主にメンバーのLINEグループで話していました。

ーーMVも今日本にいるメンバーと韓国にいるメンバーで別々に撮影していますよね。その点でも一般的なMV撮影とは勝手が違うのでは? と感じました。

ORβIT「Dionaea」M/V (full ver.)
ORβIT「Blind」M/V (full ver.)

SHUNYA:「UNIVERSE」は日本と韓国でそれぞれで1つの作品を作り上げたんですが、日韓の監督さんがリモートで繋いでくれたりして、むしろそっちのほうが難しかったです。今回は分かれていたので割とやりやすかったかな。「Dionaea」の振りはダンサーさんとメンバー全員で作ったんですが、この部分でこういう構成を見せたいと思っても4人でできることと7人でできることは全然違うので、そういう意味では大変だったよね。

TOMO:2つのMVでどこか共通する部分を作りたくて、最後の方に僕たちをつなぐ演出をどちらにも入れました。そこでは繋がっているけど、撮影自体は離れていたのでそれぞれのコンセプトを伝えようという気持ちで挑みましたね。

YOONDONG:7人で撮ることができなくて寂しかったんですけど、その分いいMVを撮ろうという気持ちでいろんな準備をしました。3人だけでパフォーマンスするのは初めてでしたが、カッコいいパフォーマンスができて嬉しかったです。

HEECHO:僕らは振りを作る時に3人だけでパフォーマンスすることを考えて作って、後から7人バージョンでアレンジしようと会議をしました。どうやってアレンジできるのか、7人バージョンが本当に楽しみです。

ーーそれぞれのMVは少しずつ違う雰囲気の仕上がりになっていますよね。お互いの出来上がりを見て、どう感じましたか。

YOUNGHOON
YOUNGHOON

HEECHO:上手く撮ったな、えらい!

YOUNGHOON:うーん……。

YUGO:そんなダメだった?(笑)。(表情が)思い詰めてる!

YOUNGHOON:いやいや、本当に良かったです(笑)。嬉しかった。SHUNYAはダンスをよく練習してくれていたし、TOMOはかっこよかった。表情が本当に素晴らしかったです。JUNEは自己管理をしたところが見えていました。ロケも良かった。山や森のようなところで演技するのが本当に良かったです。みんな体で表現するジェスチャーや表情の演技も良かったし、特にYUGOの表情が頭に残りました。

YUGO:僕から見たら、「Blind」チームはさすがだなって感じでした。(変顔をするHEECHOを見て)普段はこういう感じのお兄さんたちしか見てないですけど、やっぱりカメラの前に立った時は歌もダンスもカッコいいなって思いました。しかも、3日くらいしか時間なかったよね。その超短期間で仕上げてきたのはさすがだなって。

JUNE:カッコいいと思いましたね。

YOUNGHOON:気持ちが全然入ってない。ちゃんと感情込めてよ!

JUNE:(笑)。僕たちが絶対出せないような雰囲気だったと思います。僕たちがいたとしてもああいう感じは絶対出ないし。3人のカッコいいMVを見れたことが、離れていてちょっとだけ良かったと思える、その「ちょっと」の救いの部分です。

YOUNGHOON:「UNIVERSE」では、JUNEは僕たちと一緒にMVを撮ったじゃないですか。だから今回JUNEがいなくて、本当に寂しかったです。

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