日向坂46 濱岸ひより、「君しか勝たん」フォーメーションで2列目に 急成長遂げたパフォーマンス力

 また、最近の濱岸の変化は、彼女が母と慕う一期生の佐々木美玲の存在も大きいだろう。休業中も娘のように心配して声をかけていた佐々木美玲。「みーぱん(佐々木美玲)さんがいなかったら戻れなかったかもしれない」(『Top Yell NEO 2020 AUTUMN』より)と言うほど、濱岸の精神的な支えとなっている。復帰後も“みーぱんファミリー”として温かく迎え入れられたことで、バラエティやステージに余裕を持って参加できるようになったのかもしれない。この成長がパフォーマンスや演技にも繋がっているように思える。

 3月26日行われた『日向坂46 ~春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”~』では、“ファンが見たいユニット”として2002年組の小坂・金村・濱岸が選ばれ新曲を披露したり、柿崎芽実と佐々木美玲とのユニット曲「三輪車に乗りたい」を、卒業した柿崎の代わりに濱岸が歌唱したり、ここでも濱岸が大きな活躍を見せていたことも印象的だ。

 心身ともに成長し、機が熟したと言えるこのタイミングで「君しか勝たん」の2列目に抜擢されたのも、運営の期待の表れに他ならない。右には二期生のムードメーカーである渡邉美穂、左には佐々木美玲という盤石なサポート体制。さらにシンメトリーには次期エースとして期待がかかる上村ひなのだ。近い将来を見据えたフォーメーションであることが伺える。それだけに濱岸には「日向坂46にはまだこんな逸材がいたのか」と思わせてくれるようなパフォーマンスに期待したい。

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