DISH//、Creepy Nutsも登場 プレイリスト企画から生まれた配信ライブ『BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2』レポ

『BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2』レポ

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 4組目はDISH//。新曲「No.1」で勢いよくライブスタート。「呼んでいただいたからには食べ尽くしてやるぐらいの気持ちでやります」と北村が語り、ダンスナンバーの「QQ」で心地よいリズムを奏でる。彼らの力強い歌や演奏には、まだ若手と呼べる年齢であるのに貫禄を感じる凄みがある。そしてメンバーによる作詞作曲作品である「ルーザー」をエモーショナルに演奏。そして矢部昌暉(Cho/Gt)のギタープレイが痺れるロックナンバー「勝手にMY SOUL」で熱気を急上昇させた。「久々のライブなので感情が昂りすぎました」と素直にミスを告白した北村。それに対して「正直だなあ」と言って笑う橘柊生(DJ/Key)。観ている側としては熱演に感じたし、このMCからはメンバーの良好な関係や良い雰囲気を感じる。「僕らもストリーミングだったり色々な場所で助けてもらっています。最後にやる曲も助けてもらった曲です」と語り、ストリーミングで大ヒットした「猫」を最後に披露。優しくも力強い歌声と演奏。バンドとしての凄みと楽曲の素晴らしさによる余韻を残して彼らのステージを後にした。

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 トリを務めるのはCreepy Nuts。「家で観ている人たち、飛び跳ねたり手を叩いたり思いっきり盛り上がってください!」と煽ってから「バレる!」でキレのあるラップとテクニカルなDJで、トリに相応しい圧倒的なパフォーマンスを序盤から繰り広げる。「我々Creepy Nuts。日本のヒップホップの顔役でございます」と言ってから披露した「顔役」も、彼らの技術の高さを感じる楽曲だ。薄暗い照明でクールにパフォーマンスする姿は、バラエティで見せる姿とは違う、一流のヒップホップアーティストの姿である。彼らはミドルテンポの楽曲も魅力的だ。「Bad Orangez」や最新曲「Who am I」は幸福感に満ちていて、先ほどまでの胸に突き刺さるヒップホップではなく、胸に沁み入るヒップホップだ。ラストは「かつて天才だった俺たちへ」。「俺たちなりの前向きな開き直りソング」と紹介していた通り、彼らにしか伝えられない言葉を、彼らだからこそ伝えられるメッセージで届ける楽曲だ。セットリストは新曲が中心で、最新のCreepy Nutsが最も凄いということをライブで伝えているように感じた。

 ストリーミングで音楽を聴いたりプレイリストを作って音楽を聴くことはもちろん楽しい。それと同じぐらいにライブも最高だ。そして音源とライブは繋がっている。プレイリスト企画から生まれた配信ライブだからこそ、それを改めて感じるライブイベントだった。

「BOOM BOOM BOOM」公式サイト

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